ジェーニャのセーラームーンの何がすごいのか
2016年7月1日、フィギュアスケートの世界女王エフゲニア・メドベージェワが披露したがちなセーラームーンに全世界が衝撃を受けた!!!
てなわけで、Twitterにも載せたらくがきでざっくり振り返り。
実はわたしすんごく感動しまして、見終わってからしばらくライブ後のようなふわふわした高揚感が抜けなくて、ずっとこれについて考えてるんです。
ジェーニャのセーラームーンの何がすごいのかって、体型も含め2次元をかんっぺきに再現してたことなんですね。
以前芸術学の「かわいいとはなにか」っていう授業でアニメコスプレについての言及がありまして。
そこで先生がちょうどセーラームーンのコスプレをした20代のおねーさんたちの写真を見ながら解説してたんです。
以下ざっくりと。
「アニメや2次元特有のかわいさってのは大きな目や現実離れした細く長い手足、独特のコスチュームなどから成り立ってる。つまり手っ取り早く言うと、生身の人間が再現するのは不可能なんだよ。どうしてもむっちりしたり頭身に限度があったり顔立ちの問題(失敬)があったりして、2次元みたいに「かわいく」なれないでしょ。土台無理な話なんですよ。」
コスプレイヤーを敵に回しそうだなぁ…。
んで、ジェーニャムーンはここの壁をいとも簡単にあっさりと超えてみせたんですね。
大きい目、整った顔立ち、長い髪の毛(しかも安っぽいウィッグじゃなく地毛!)、ありえないほど細身の体型、抜群の頭身。つまり簡単に言うと美少女そのもの!
その彼女が素晴らしい技術力をひっさげて全力でアニメ愛と世界観を表現しきった。
虹色の照明がリンクを照らして黄色やピンクの星型のライトが瞬く中、ロシア人美少女が、日本のアニメを、完璧な再現度で、臆することなく、ノリっノリで披露した。
照明がまた素晴らしくて、まさに異空間というか「夢」そのものだったんです。
サプライズだったのもあり、見てるこちらの熱気もありえないくらい相当異様で、全力で手拍子しながらくらくらとめまいがするほどの気分になりました。
自分はなにを見てるのか、ここはどこなのか、夢かうつつか…。
もう、ただただ素晴らしかったです。
決してネタプロではない本気度に圧倒された!
アニオタとか、スケオタでもそうだけど、なにかにのめり込んでオタクになるって世間的な目も気になる部分があるじゃないですか。
それを好きって胸を張りづらかったり、ひっそり隠れて楽しんだり。
けど本当は、好きなものは好きってもっと自由に表現してもいいと思うんです。
ジェーニャは2次元の壁だけでなくそこの壁も超えてくれた気がしました。
本当にきらきら輝いてて楽しそうで、こちらもそれが本当に幸せで、来てよかったと心から思いました。
日本でこれを披露してくれてありがとう!!
全方向に圧倒的感謝!!!
すぱしーばすぱしーば。゚(゚´▽`゚)゚。
ジェーニャの未来に光があふれますように!
残りの公演、みなさんも楽しんでふぉーふぉーしてください!