日本史好きは大河ドラマを楽しめるのか
始めに言っときますと、今日は6月3日(日)で、線よりも下の文章は1ヶ月以上前(4月末)に書き上がってたのに
ずっと下書きに入れっぱになってたものです。
いま新歌舞伎座に向かう電車の中でふと思い出して慌てて編集してます。
というわけで、だいぶ時差がある感想だということを頭に入れて頂ければと思います。
なんじゃそのタイトルはって感じですが(笑)
始めにことわっときますが、日本史も大河ドラマもまっっったく本文中には出てきません悪しからず。
こちらはミュージカル『1789-バスティーユの恋人たち-』のmy初日、4月23日マチネの感想をつらつら書いた記事となります。
だいぶ書くの遅くなっちゃった~
この時と今ではまた捉え方も違ってきていますが、とりあえず当初の感想をそのまま載せます。
世界史好き、特にフランス革命には並々ならぬ思い入れのある私がミュージカル1789を見てどう思ったのか。
そんなことにも触れた内容となってます。
だからこのタイトルです。これでいいんです(笑)
確認しておくべきは、1789のチケットをすでに6回分確保してあるという点ですね。
このあとさらに5回観に行くわけです。
その初回、自分でもどきどきそわそわ異様な高揚感を感じていました。
今になって思えば、生まれて初めて帝国劇場に足を踏み入れたんだという興奮だけでなく、
こんなにチケットを取ってるのに私的に刺さらない感じだったらどうしようという不安もあったのかもしれません。
ちなみにmy初日に至る状況をおさらいしておきます。
4/21(土) 新幹線始発で仙台へ。市内7カ所限定発売のラバーバンドを無事入手。青葉城等を観光する。仙台泊。
4/22(日) 羽生結弦2連覇おめでとうパレード観賞。東京泊。
4/23(月) 1789my初日@帝国劇場。
こんな感じで、2泊3日趣味全開旅行をひとりで敢行しておりました。や~楽しかったなぁ。
というわけで、さっそく感想をば。
いつものように、数回に分けてiPhoneのメモに書いた文章をほぼ原文ママでお送りします。
※相変わらずめっちゃ長いです。
※1789見たことない方にはなんのこっちゃという内容だと思います。
※ネタバレとか気にせずガンガン書いてます。いつものことです。
1789 4/23(月)マチネ e+・ルクサ貸切
【開演前】
めっちゃ浮かれてます。わかりやすく浮かれてます。やっほーーーい!!!
来たぞ帝国劇場!念願の、憧れの帝国劇場!!
ようやくダントンに会えるーーー!
さっきロビーでパン食べてたらレミゼのプロモ流れてて、理生アンジョにもう会えない寂しさと理生ジャベに会える嬉しさとが
ぶわっと押し寄せてきて余計に変なテンションになってます。
あーこの階段があのイベントの階段かぁ。
あーここのステンドグラスのとこ、よく会見やってるとこだ。
わたしほんとにていこくげきじょうにいるんだ……!
ひゃあああ!
開演前からこんなテンションで大丈夫なんですかね。
持つんですかね。
今回、仙台の結弦くん2連覇おめでとうパレードからの帝劇のシークエンスなので、荷物がえらいことになってます。
普通の旅行の荷物に加えて、仙台土産、パレード撮影用のがちカメラ(一眼レフ)と望遠レンズ、エアクッション、
折りたたみ椅子(ぱたっとA4に折りたためるやつ)、帝劇用の素敵ワンピースとジャケットとヒール、オペラグラス。
よく持ってきたわ。さすがに移動が大変だわ。なので東京駅にスーツケースは置いてきました。
一昨日は観光で仙台の街を2万歩くらいひたすら歩きまくって、
昨日は3~4時間くらい座りっぱなしでパレード待った挙句1時間くらい立ちっぱで結弦くんを撮りまくって、
持病の椎間板ヘルニアがなかなかの自己主張をしてます。
さらに仙台入りする前から怪しかった風邪がついに本格的になって、鼻水と咳がやばい。
なので普段はほとんど薬買わないのに東京駅でドラッグストア寄ってきましたよ。
だってミュージカル鑑賞中に鼻水ずるずる咳ごほごほくしゃみ連発とか最悪じゃん。
ただ、効いてほしいけど眠くなって欲しくない。
今回は即効性を重視しちゃったので、寝ないか心配です。
いや、こんだけ浮かれてるしたのしみだからたぶん大丈夫。
初の帝劇は2階最前列センターブロックです。
結構ちかい!当然みやすい!!ほんとにうきうきします。
あ、ちなみにチャーム買いました。何度か行くし、毎回の楽しみにしようかと。
もちろんダントン狙いだけど、三浦さんのTwitter見てたら揃えてくのも楽しいかなぁと思って。
ちなみに今回はデムーランでした。こうなったら革命家トリオ揃えたい。
【幕間】
これは目が足りないやーつ。したがって何度見てもいいやーつ(言い訳)。
後ろのお客様が「もっと歌ってほしい」と言ってて「わかる…!」ってなってる。
そう、我らがダントンおじさんです。
理生さんイキイキ楽しそうだなぁ。相変わらずええ声だなぁ。
パレロワイヤルのシャルロットちゃんとの絡みが本当に眼福でしかない。
軽く音源聞いてたけど、やっぱり舞台で生で演じられるのは全然ちがうな!
てぺロナン、ほんときらきらしてて少女漫画のイケメン主人公感が半端ない。
沙也加ちゃんオランプすばらしい安定感でものすごく安心する。
で、ロナンのマイク入ってないとこあったよね?
自由と平等の「俺の親父は農民で~」のとこ。
「ペイロール伯爵に」からオンマイクになって、ん?ってなった。
あともひとつあーってとこがあった。どこだ。
あ、シャルロットちゃん、最初にシャルロットって名乗るとこ詰まっちゃってたかな?かわゆい。
沙也加ちゃんがうまくフォローしててさすがだった。
こういうの含め、生の臨場感が好きだ。
けどこれ、フランス革命知ってた方がより楽しめそう。
ネッケルやミラボーに興奮するし、三部会の理不尽さもわかりやすい。
どうしよっかなー。今度新歌舞伎座行く時に友達にどうレクチャーしよう。
せっかくだから楽しんでほしいし、ある程度音源を聞いてもらうべき?
フランス革命についてあつく語るべき??
いやーどう考えてもうざいよな。
オタクは相手と温度差を生まないのがだいじ。ここの距離感の詰め方失敗すべからず。
生オケじゃないの、私は気にならない。
けど、BGMとイントロがぱっくりなところも結構あるなぁというのも正直なところ。
ダントンもっと歌って。もっとピンで目立たせて(こら)
デムーランすごい声量。ついていきたくなるかっこよさ。
ロベスピエールのお人形顔と低い声のギャップたいへんよい。
フェルゼンかっこいい。かっこいい(大事なことなので二度ry)。
あっちみてもこっちみてもイケメンだらけですごいな。あほみたいな感想だな。
そして!岡様が!!やばい!はーーー
これは危険なのでは…?沼の入り口が見える…ベテランのオーラ半端ないですさすがですひれ伏したい。
サカケンさんの軽妙さもいいなぁ。いいアクセントになってる。
だがしかし目が足りない。
2階席の利点の俯瞰で見れる良さも楽しみたいし、でもオペラグラスで細部も楽しみたいし、悩ましいなぁ。
【終演・新幹線にて】
浸る余裕もなく帰路へ。
わりと新幹線ぎりぎりで、コインロッカーに荷物預けてるのに東京駅慣れなさすぎて迷いかけて相当焦ったのだけど、
なんとか間に合ってよかった。
今になって風邪薬の副作用か猛烈な眠気が…まず寝る。
起きたら感想書く。じゃないと酔う。おやすみなさい。
~~~
めっっっちゃ寝た。
普段新幹線ではどんなに疲れてても20分とかで目が覚めちゃうのだけど、気づいたら乗って80分経ってた(笑)
感想はまた夜かな。今はまだ頭がぽわぽわしてるので。
晩ご飯つくるのめんどいし、京都駅でお弁当買って帰ろう。節約は明日から…!
【その日の夜・家にて】
なんもやった感ないのになぜかもう深夜なのですが、やっぱり眠い(当たり前だもう2時すぎだ)。
薄れる前に感想を…!と思いつつ、りょんロベほっそかったなァとかダンシャル尊い…とか
あほみたいに低レベルの感想しか出てこないので、また明日書きます。うん、その方が絶対いい。
たったこんだけなのにミスタッチ多すぎて笑えるレベル。おとなしく寝ましょう。
【翌日夜・家にて】
改めて1789my初日振り返りをば。
今回、うわぁすごいかっこいい!!ってなったのが岡さんペイロールとソニンちゃんのソレーヌ。
御二方とも初見だったのだけど、とにかく圧倒されっぱなしだった。
岡さんじゃなくてもはや岡様とお呼びしたいレベル。
声量・迫力・艶・魅せ方、どれもすんばらしくて、私の少ない語彙じゃ到底言い表せないくらいの輝きだった。
岡様のアンジョやジャベも見てみたかった。過去には戻れないけど、それでも見てみたかった。
そう思わせてくれるくらい素晴らしいペイロールで。
話的には悪役なのかもしれないけど、ただひたすらに魅了されてしまった。
ムチさばきもロベピ踏みつけもコート翻しもなぜあんなに渋かっこいいのだ。
推しの舞台には新たな推しが潜んでる…じゃすてぃす……!
ソニンちゃんも場面によって演じ分けがすばらしくて、ものすごい存在感だった。
妹・娼婦・恋人、そのどれもが表情も雰囲気も声色も全然違って、なんて人なんだって思った。
パン屋襲撃ソングの迫力たるや…!あの小柄な身体のどこにそんなパワーを秘めてるのだろう。
と思ったけど調べたら私と身長同じくらいでした。なるほど周りが高すぎるのね。
あと理生さんとソニンちゃんの身長差ひたすら萌えるなぁ。はーよきよき。
あのカップルの雰囲気たまらなくすきなやつですわ。
サイラモナムる前のとこが見どころだとTwitterで見かけてたのでオペラグラスでガン見。
銃の手入れを教えるダントン。筒をしゅっぽしゅっぽして、ほれやってみってソレーヌに渡して、
ソレーヌが高速しゅぽしゅぽするのにおいおいって笑いかけてて。
その時ソレーヌがロナンとオランプのいちゃいちゃに気づいて、手が止まり凝視。
そんなソレーヌを見て視線の先を追って、ゲスい顔で小指を立てるダントン。
知らないってそっぽ向いてつっけんどんな感じになるソレーヌ。すぐ後ろ向いちゃった。
なんだこれ。妹感満載のソレーヌとかなりウザいおじさん、最高じゃないか。
おかげで2人以外の部分まったく見れてませんよ。
回数通うしもっと広い視野で見れるようにならなきゃ。
理生さんダントン、まったく役を演じてる感なく、この人は素でこういうおっさん(褒めてる)なんだ感がものすごい。
アンジョやロべピ&ウェールズ公の時もすごい人だなぁと思ったけど、雰囲気としてはいちばん素っぽい気がする。
他の革命家2人よりも一歩民衆に近いところにいて、老若男女誰からも好かれる感じがあって、よいです。うん。
モテないとか絶対うそ。人は見た目よりもハートですよハート。
私の中ではりょんロベがまだピンと来てないなぁ。
とてもかっこよくて麗しくてダンスばっきばきなのだけど、歌い方がミュージカルでなくてロックだからなのかもしれない。
誰の為に踊らされているのか、もうビジュアル的にはめちゃくちゃかっこよかった訳なのだけど、
歌詞がほとんど聞き取れなかったのですよ。うん。
幕間で耳が一旦ミュージカルから離れちゃったせいもあるかもだけど。
でもあの演出はずるいよなぁ。二幕開始後客席からわらわら出てきて(二階席からはほぼ見えなかったけどね!)、
そのまま舞台に登っていったん奥まで行って高音で歌い出しつつモーゼが海をぱっくりみたいに登場して(伝われ)、
あのばっきばきキレッキレなダンス。なんだそれずるいカッコよすぎる。
見た目はお人形さんみたいなのに中身はとてもアツいものがあって、そのギャップもずるいとおもった。
そういや理生さんが踊ってるの新鮮すぎてしばらく目が慣れなかったのだけど、
決して下手ではないし踊れてないとも思わなかったなぁ。贔屓目かしら。
けど浮いてる感もなかったし純粋にすごいと思った。
こんだけ前置きした上で、理生さんは「ダンスが上手い人」とは決定的な違いがあるなぁと。
私、中高の体育で「現代的なリズムのダンス」なるものをやらされた期間がありまして、そりゃもう地獄だったのですよ。
基本的に盆踊りの人間ですからね。裏拍とかリズム刻むとか無理ですから。
で、ダンス習ってる子は当然全く動きが違って。
何が違うかというと、胸とか肩とか首とか腿とか、それぞれのパーツが分離して動かせてるんですよ。なんで?
まさに身体のパーツひとつひとつ、細胞ひとつひとつが自分の意思で思うがままに動かせて、
それぞれが型にばちっとハマる感じがある。そういう子が上手いなぁと見てました。
で、理生さんにはそれがない(笑)ごめんなさい(笑)
だから、普通に動けてるしリズムにもあってるし踊れてるんだけど、
りょんさんはじめダンスが上手い人とはどこか違う感じに見えちゃうのかなぁ。
いや凄いですよあんだけ踊れりゃ。ただ周りがうますぎなんです。しゃーないわ。
徹平くん、テレビでしか見たことなくていつまでも少年みたいな年齢不詳な方だなぁと思ってたけど、
その印象そのままにきらっきらのヒーローみたいで。ちょっと非現実的と感じるくらいきらきらしてました。
でも音源の印象よりも落ち着きもあって、まっすぐな凛としたロナンでした。
歌声もものすごい透明感。そして革命家トリオと並ぶ時の小ささがまたたまらない。
これ和樹さんだとどんな印象になるんだろう。
ダブルキャストの雰囲気がこんなに違うってきっと面白いだろうなぁ。
そして二幕のクランプ本当にかっこいい。
なんのセリフや説明が無くても、シトワイヤンのエネルギッシュなパワーと怒りが伝わってくる。
こんな表現の仕方もあるのか…!
アンサンブルの方達も素晴らしかったなぁ。
推しを追うのに必死で目が足りなくて見逃してる部分が多すぎるのが無念。
あんだけアクロバティックで激しいのを111公演もするの…!
まじで皆さん千穐楽まで怪我なく元気に乗り切れますように…!!
パンフ見てたら元体操選手とか元新体操選手とかスタントマンとかすごい経歴の方ばかりで、
そりゃあれは特殊な鍛え方してないと出来ない動きだわと納得した。
それなのに歌も歌えてほんとすごい。
1789の世界観を支えてるのは間違いなくアンサンブルの皆さんです。尊敬。
今回1789初見という事もあって、ほんとはまっさらな気持ちで見たいとも思いつつ、
結局音源も聞きTwitterの感想を読み漁りわりと知っちゃってた訳なのですが。
それでも舞台を見るのは別物で。
理生さんをオペラグラスで追ってると他の部分が見れないし、でも理生さんアップで見たいし、うわーってなってました。
そんな中、サイラモナムールでオペラグラス動かしつつ見てたら目に入ってしまったりょんロベの超濃厚なくちづけ…
キスというよりは口吸い…ひゃあああ濃い……!!思わず頭真っ白になりましたよ。
毎公演あんなに濃厚にキスしてたら好きになったりしちゃわないんですかね?
役者さんってすごいなぁ。
何でも演じられなきゃいけないし、恋人役もキスも役になりきってやるんだもんなぁ。
しかも1回とかじゃなくて111公演…!プロだなぁ。
カテコのダンシャルちゃんかわいい。
1回目はけてく時シャルロットがダントンの腰に手を回してダントンがおよよって笑顔でよろけながら幕へ。
で、出てきた時は右肩にシャルロットを座らせて出てきて、思わずどよめく客席。やー微笑ましいわ。
革命の兄弟歌いながらのダントンロベピアルトワやたらめったらノリノリなラインダンスもかわいい。
【さらに夜更け】
ここまで書いて言うのもなんだけど、1789私の中でまだしっくりきてない部分がある。
きっと私自身の問題。フランス革命に対する思い入れが深すぎるせいな気がするなぁ。
うまく文章にできない気もするけど、とりあえずつらつら書き出してみよう。
フランス革命は私が高校生&浪人生だった頃に世界史でいちばん力を入れて勉強した部分だった。
とにかく好きで、革命を好きというのも変な話だけど、でも深く深くのめり込んで勉強していた。
ガラケーの暗証番号1789にしてたし、残虐な歌詞で有名なフランス国歌ラ・マルセイエーズも1番と3番を
原語で完璧に歌えるように練習してたくらいには好きだった。
頑張りの方向性がおかしいというのは薄々気づいてる(笑)
つい先日、母に「ところでなんで○○(私)はそんなにフランス革命が好きなの?」と聞かれてちょっと返事に詰まった。
私はもともと痛いのも怖いのも嫌いだし血なまぐさいのとか戦とか争いとか苦手で、
確かになんでこんなにフランス革命が好きなんだろうって。
まぁハマった理由は明確なんだけど。神野正史先生の「世界史劇場」という教材のせい。
歴史上の人物がてるてるくんという名のキャラクターになって、
教科書には無い細かい行間までわかりやすく楽しく教えてくれる映像授業みたいなもんです。
でも、それを学ぶうちに、ふと気づいた。
それまでは、世界史の教科書に載ってるの事象を、ただ詰め込むように暗記して試験が終わったら忘れていた。
そう、どれも全部所詮文字の羅列にすぎなかった。
そこに載ってるのは本当に大まかな流れだけなんだけど、その行間のことを考えもせず流してしまっていた。
それがはじめて、その出来事に関わった人やその時代を生きた名もなき人に思いを馳せて、
自分がその内側に入って体感したかのように感じられたのがフランス革命だったんだ。
昨年冬頃、実家で母と姉にレミゼの良さをあつく語って歌いまくってた時に言われた事がある。
「私たちは歌の内容が辛くて胸に刺さって、誰が歌ってるかとかどう歌ってるかとか気にしてないし、
歌そのものにのめり込むよりは物語の辛さに胸が苦しくなってしまう。
あなたは見方が全然違うよね。どの役者さんなのかとかどんな歌でどう歌うかとか、そっちを見てる」
そう言われてハッとしたんだ。
理生さんのソロコンでもこう書いた→(私どちらかというと歌と歌詞を一緒に聞けない人で。うまく言えないけど、
よく知ってる歌える歌でも歌詞をひらがなの1音1音としてなぞってるだけで、意味としてわかってなくて、
じっくり歌詞カードとか何度も読んでようやく「あ、この歌ってこういう光景なんだ」っていう表面的なとこがわかってくる。
そういう人。
世界史も同じ。文字の羅列で知っていても意味は分かってないし理解はできてなかった。
基本的には昔も今もそんな人間なんだ。
それがはじめて自分の感覚として落とし込めて理解できたのがフランス革命だった。
だからこそ、かたや誰が演じてるかとかわーかっこいいとかここの歌い方いいなぁとかそういう表面的な見方をしてる自分と、
フランス革命に対する深すぎる思い入れを持ってる自分と、そこんところが対立してる気がする。
きゃーきゃー楽しみたい部分と、いや革命はこんなもんじゃないといちいち突っ込みたくなる部分とが
脳内でわちゃわちゃしてて、自分でもほんとにめんどくさい。
特にバスティーユ陥落のとこでぷっつり終わるのがなぁ。
ロナンが死んじゃうのは薄々気づいてたけど、あんなに突然で、しかもそこですぐ幕切れとは思わなかった。
その革命、成功なの?って思っちゃうし、そもそもフランス革命はそこでは終わらないし、いやこんなことが
言いたいんじゃないけど、人権宣言が見せ場になるのも、いやあれも解釈はいろいろあって手放しで
素晴らしいと言えるものではないしとかごちゃごちゃぬかしたくなるし、つくづくこじらせためんどくさいオタクだと思う。
1789年に革命は起こったし、それ自体は成功と言えるかもしれないけど、それでも時代は変わらなかった。
財政は立て直せず、外国の脅威にも晒され、政権は安定せず共和政と帝政と王政が入り乱れることになる。
その不安定さの中にレミゼの時代もある。
革命は果たして成功したのか。人権宣言はゴールなのか。
政権は交代したけど、恐怖政治や失脚、クーデター、革命、いろんなものに翻弄されて、結局世の中は変わらなかったし
自由な未来も来なかったんじゃないか。
そうセンチメンタルな気分になってしまう。
悲しみの報い、とても好きな歌なのだけど、その世界は今でもまだ叶ってない気がするし。
あーうまくまとまらないな。書けば書くほどごちゃごちゃしてくる。
大河ドラマでも日本史好きの方はこういう気持ちなのかもしれない。
それをドラマとして楽しめるかどうか、時には思い入れが邪魔をする時だってある。
でもそれを踏まえた上で、1789は見どころが沢山あって普通に面白いと思った。
何度か見る上で、純粋に恋愛ドラマやエンターテインメントとして楽しめるようになるのかもしれない。
今後の自分の捉え方がどう変わっていくか、そこも楽しみにしたいと思う。
で、ここまで書いてあれだけど、終演後からずっと脳内で肌に刻みこまれたものと悲しみの報いが交互にリフレインしてる。
やっぱりめちゃくちゃハマってて好きなようだ。うん。歌がとにかく最高だァ!
とこんな感じで、最後なんだかめちゃくちゃ軽い感じで感想メモが締めくくられてます(笑)
長々書いたわりに何が言いたいかよくわからなくなっちゃったけど、「刺さる」ミュージカルであることは間違いないですね。
げきぴあの革命家トリオの鼎談(→★)が面白すぎて、いろんな人に読んでほしいと思いました。ネタバレが過ぎるから観に行く前の人に勧めづらいのがもどかしい…。
買ったCDを聴きまくって、なんならふんふん鼻歌しまくってる自分が怖いです。
やっぱりそうとうハマってるなぁ。
次は6/3ソワレ!和樹さん沙也加ちゃん龍さんの回!
まだまだ先のように感じてもどかしいです。
は~はやく革命に行きたい(違う)。
同じミュージカルでも毎度感じることは違うので、1ヶ月ちょっと先の自分が次はどんな風に感じるのかとても楽しみにしてます。
そしてりょんさん好きの友達が無事に息ができるか今から心配です(笑)
あ、そういえばもうひとつ。
前回記事にしたトリコロールなチケットホルダー、結局今回は出番が無かったんですね(笑)
今回のチケット、コンビニ発券ができず、配送料の高さにおののいたので、スマホの電子チケットにしてたのでした。とほほ。
まだまだ革命は続くので、次回こそは…!!!
ぼんにゅい!