HempLake

つれづれなるままにつらつらと。文字数がやたら多い。

2018.6.17 エンタメカフェ忘備録

はい、行ってきましたエンタメカフェ!!

忘れないうちに自分の忘備録もかねてメモを書こうと思います。

トーク内容の順番がんばってみたけど所々前後してるかも。

言い回しとかもだいぶ違うと思いますが、ニュアンスだけでもお伝えできればと思います。


6月17日(日)エンタメカフェ

席に着いてすぐに出てくるパンケーキ。

いちごとクリームとKKのクッキーがトッピング。

とってもおいしくて一心不乱に食べてしまいました。

IMG_0376.jpeg

会場あちこちに設置されているスクリーンでは、エンタメカフェ映像の冒頭あいさつ詰め合わせと

未公開カットなどが延々と流れてます。

うーんすでに眼福が過ぎる。

というわけで以下、和樹さんと理生さんのトークの模様です。

司会者の方は【司会】、和樹さんは【和】、理生さんは【理】が頭についてます。

雰囲気はこんな感じ↓

エンタメカフェ

和樹さん登場!

・冒頭あいさつ

【和】

裏で待機してた時に延々と「加藤和樹です」の声が聞こえてて、めちゃくちゃ恥ずかしかった。

皆さんが家で一人で楽しむ分にはいいんですけどね、こうやって大勢がいる場で、となると…(照)

パンケーキ、クリーム軽くない?

自分も食べたんだけど、ほわっほわ(←めっちゃ溜めて)で、エアリーで、ほんと美味しい。

・エンタメカフェイベント開催の流れ(省略)

・初演と再演の違いについて

【和】

ロナンの役作り。ファンの方からやさぐれてる感じが強いと言われる。

(会場爆笑)

【司会】

開始3分で父が死んでる。

【和】

(笑)。急展開。感情を爆発させなきゃいけない。で、妹を置いてパリへ行くと。

徹平ちゃんとも話したしソニンとも確認したけど、ロナンはたぶん父子家庭で。

父が死んで絶望の淵に落とされて、後先考えずパリに出ていった。

ロナンの原動力は怒り。そこは小池先生にも言われている。

無鉄砲でいつ死んでもおかしくない感じが漂ってる。

それがデムーラン達に救われて死なずにすんでる。人との出会いのおかげ。

徹平ちゃんと自分で演じ方は違うと思うけど。

再演でキャストも少し変わった。

それによって、そこに引きずられて演技も変わってくる。

りょんりょんにはりょんりょんの良さが、ゆーたにはゆーたの良さがある。

・理生さん登場。がしっと肩に手をやってあいさつ。

【和】

おつかれ~。今日も舞台終えてきてくれたからね。

(会場拍手)

【理】

勝った勝った。

今日もバスティーユ落としてきたよ(若干のぽやみ)。

【司会】

再演と初演との違いは?

【理】

そうですね~身体がね、変わってきて、その、(ぼそっと)しんどい…。

(会場爆笑)

【和】

めっちゃこえちいさい(笑)

【理】

革命家3人ほんと踊ってるからね〜。

初演のときはギリギリ20代で、20代に見えないって言われるけど、

今回は30なってて、身体の辛さがちがう。

力が入るし、そうすると体が固くなって息がうまく入らないし、歌いにくくなる。

常に全力だけどいい意味で力の抜きかたを覚えてきた。

【和】

初演から俺は言ってるけど、あれはシングルキャストのやる量じゃない。

ほんとたいへんそう。

・理生さんについて

【和】

理生は4Kラジオとかもよく出てくれる。

こうやって生で聴いててもいい声だけど、ヘッドホン越しに聞くともうヤバい。

男の自分でもヤバいのに女性の皆さん大丈夫?

お互いに遠慮がない。それって芝居ではものすごく大事なこと。

・理生さんがいい声すぎて震える後ろの幕(笑)

【和】

きのうこんなことなかったよね?ビリビリする。俺が喋ってもならない。

【理】

スネアドラムみたい。

(会場爆笑)

【和】

声が大きい、いい声だってのはそれだけで説得力がある。

【司会】

二幕の上原さんのセリフとか、すごい説得力があってうんうんって思います。

【理】

二幕?どこかな?えっとなんだっけ。「(ダントンのセリフをイケボで朗々と)」

(会場拍手)

【理】

ダントンは史実でも声のおっきい人らしかったんです。

・パレ・ロワイヤルのロナンとダントン

【司会】

パレ・ロワイヤルでのロナンとダントンが面白いですよね。

【和】

あそこはロナンの手拍子がめちゃくちゃだからね!

【理】

こうだよって何回も教えてるのにどんどんずれてくる。

こいつどんなリズム感してんだ?って思う。

【和】

田舎から出てきた設定だから。

【理】

あといつもあれなにしてんの?(腕で空気を抱きしめながら)

【和】

(デムーランとリュシルのキス見て)あんなことボースでしてる人はいないから、びっくりするんだよ。

【理】

それは秘め事で人前ではしないって?

【和】

そう。だから、思わずこうやって(実演)、うーんって。

【理】

あそこなにやってんだってなる。

毎回いろんなことやってるよね?

【和】

その日の気分でね。わりといろいろやってる。

【理】

毎回なにやるんだろうって楽しみにしてる。

・ダントンの髪の毛

【司会】

上原さんに聞きたいことがあります。ダントンは地毛ですか?

【理】

ぼく天パなんですよね。で、初演の時にスタイリストさんと相談して。

最初は後ろに髪の毛足してたけどだんだんなくなって。再演は全部地毛です。

【理】

プライベートでもたいへん。

この時期だし、大阪だし、湿気が、ね。髪がぼわって。

地が天パだから。

【和】

羨ましい。

自分はストレートで、セットしないと湿気でぺたーって。

ワックスでもなかなか持ち上がらない。

【理】

え、そう?自分は逆。朝とかぼわって酷い。

スタイリストさんに、今日は酷いですね~ちゃんと押さえつけてねって言われて

「ハイ〜」って。ほんとメデューサみたい。

(会場爆笑)

【和&理】

お互いないものねだりだね~。

・自由と平等について。

【理】

あそこはつらいね。

当時のフランスには3つの身分があって(左手で3を作って横向きに示しながら)、

その第三身分、いちばんしたの身分のなかでも格差がある。

プチブルジョワと言われる富裕層と、労働者階級というか本当に貧困に苦しんでいる人達。

その差が突きつけられるシーン。

【和】

デムーランのひとことで決裂(←ここもっと面白い感じだった)。

ダントンはソレーヌの相手だし、「現実も知っている」といって分かり合おうと

してくれるし、そんな彼の言うこともわかるけどでも、という気持ちで、

向き合ってていちばん胸が痛い。説得力ある。

・ソレーヌについて

【和】

うちの妹が迷惑かけてすみません。

(会場爆笑)

【理】

ロナンはパリじゅうの男たち集めちゃうし、ソレーヌはパリじゅうの女たち集めちゃうし、強いよね。

【和】

女の強さと言えばソレーヌのパン屋のシーン。

あそこもいいよね、「女達は次の時代の担い手を産み落とせる」ってとこ。

【理】

ほんと頭上がんないっすよね。男はバカだから。

【和&理生】

(いきなり小声で歌い始める→)バカな♪オトコ♪(←かわいい)

【理】

セリの関係で、1人でせり上がるようになって。

「父を殺され、兄に捨てられ、故郷を捨てた、(うんたらかんたら)、

ソレーヌさんの登場です!!」ンチャッチャッチャチャ♪(←理生さん超絶イケボで。前奏付き。)

そんなふうに袖からナレーションしたくなるよね。

(会場爆笑)

・ダンソレちゃんの関係性

【理】

今だからいえるけど、初演のソニンは、ヒールだし舞台に傾斜あるし、

舞台上ではぜんぜん見せなかったけど袖にひっこんだら足を引きずったりしてた。

それを自分が支えてた。だから信頼関係がある。

自分もソレーヌを頼ってるしたぶんソレーヌも自分を頼ってくれてる。

戦友みたいな感じ。

・マズリエ兄妹について

【理】

マズリエ兄妹はなんでそんな仲良いの?

ロナンはシスコンだしソレーヌはブラコンだよね。

【和】

支えあえる唯一の存在だから。母がおらず父も死んだ。

ちなみにソレーヌとロナンの年齢差が徹平ちゃんと自分だと違ってるはず。

そこもダブルキャストの魅力だよね。

・サイラ前のダンソレちゃんについて

【司会】

サイラモナムールのときのダントンとソレーヌをつい見てしまいます。

【和】

俺もそこ見たい。めちゃくちゃ見たい。

【理】

サイラ前のとこかな?あそこはアドリブ。

いつも銃の手入れしてて、ソレーヌが先に気づく。

で、自分もそっち見ておっ?ってなって、小指ピンって立ててにやにやする。

ソレーヌは「聞いてないっ」って言ってて、

自分は「ロナンも妹に自分の恋愛事情ぜんぶ話したりしないよー」とか言う。

ソレーヌに棒でバシッと殴られたこともあった。

あと面白い日があった。

オランプは陸軍中尉の娘。いいとこのお嬢さん。

ダントンが「おっあのシトワイエンヌいい身なりだな」っていってソレーヌが

つんとするんだけど、「でもいつかお姉ちゃんになるんだし、そうしたらお前も

いいおべべ着せてもらえるかもよ?」って言ったら

ソレーヌが「…(ニヤッ)」とした日があったと。(なにそれ萌える…)

【和】

俺もそこのやりとりみてみたい。いつも思ってる。

・理生さんからみた和樹さんについて

【司会】

上原さんからみて加藤さんはどんな方ですか?

【理】

ストイックで真面目で優しい。本当にいいやつ。(もっとしっかり語ってた)

【司会】

他では見られない加藤さんの裏エピソードとかあります?

【理】

ほんといいやつ。裏エピソードとかない。

あ、思い出した!

和樹が扇風機持ってたんですよ。手持ちの、5段階とかに風量が調節できるやつ。

いいなーって言ったら後日買ってきてくれたんです。

お金払おうとしたら「いいよいいよ」って。なんていいやつなんだ!と。

【和】

革命家のみんなは汗の量すごいから!

ロナンは胸元はだけてるけど革命家3人は上まできっちり。通気性皆無!!

【理】

裏エピソードといってもこういう男気あるのしか出てこない

・和樹さんからみた理生さんについて

【和】

男気あるといったらむしろ理生のほう。

声もそうだし見た目もそう。

言うべきことをはっきり言える。

修ちゃん、あ、小池先生のことみんな修ちゃんって呼んでます、で、

修ちゃんにもちゃんと言える。

子役に対しても、自分たちは甘やかしたり子供として扱いがちだけど違う。

子役だからって間違えても許されるわけじゃないし、それをちゃんと言える。

【理】

自分も気持ちよくやりたい。

演じることって気持ちいいことだから。

子役は「子供の役者」。やるべきところはきっちりと、とは伝えている。

それでお金を貰っているプロなんだから。

修ちゃんにも「ん?」とか普通に言ったりする。

・1789カンパニーについて

【理】

出身が色々。

アンサンブルはダンスのプロで、歌出身の自分や和樹がいて、新劇や役者出身もいて。

それぞれがプロで、この作品の主題じゃないけど、明確に違う「武器」をもっている。

だから素直にすごいと思えるし尊敬してる。

【和】

アンサンブルのみんな本当にすごい。

すこし振り付け間違えただけでも裏で指摘しあってる。

妥協しないのが本当にプロ。

疲れてるし仕方ないよね、とか思いがちだけどそうしない。

だから喧嘩もあるけどより高めあえる。

・ティボルトについて

【司会】

ロミオとジュリエットのティボルトがたくさんいますよね。

同じ役を演じてることについて、意識したり共通点だったりあります?

【和】

ティボルト多いよね。

【理】

りかさん、あ、かなめさんね、真咲さんもだし、増えたね!

【和】

ろくにん!!

【理】

なんかイベントやりたいね。ティボルツ。

共通点は、うーん……(といって固まる)(会場爆笑)

・それぞれがティボルトを演った時の話

【和】

ティボルトのオーディション前に、初代(理生さん)のティボルトきいて

「ミュージカルってこんななのか!ここまでしなくちゃいけないのか」って衝撃うけた。

ほら、自分は帝劇初だったから。

【理】

そう?あれはほんと、ね…(納得いってない顔)。

自分はミュージカル2作目で、右も左もわからなくて、修ちゃんに

カンツォーネじゃないんだし!ロックだから!!」と言われた。

で、自分でもそれなりに頑張って、出来上がったCDきいてみたらがっくり。

オペラじゃん!って。

(会場爆笑)

人間って本当にがっくりするんですよ。こう。

(といって両手両ひざをつけてorzポーズ実演)

(会場爆笑)

【和】

自分は逆。ミュージカルの歌い方がわからなくて。

息をもっと回すようにと言われたけどん?って。

修ちゃんからそのちりめんビブラートをやめろと言われた。

(会場爆笑)

小池修一郎先生について

【和】

修ちゃんの話必ずでる。ねねん時も出た。

【理】

修ちゃんこのカンパニー好きだよね。

みんなでご飯めちゃくちゃ行きたがる。

【和】

それはこのカンパニーだけだから!ベスの時全然だったからね!!

(会場爆笑)

今回は稽古早めに切り上げて食事行こうとするよね(←モノマネ付き)

俺たちはもっと練習したいのに、えっいいの?ってなったよね

(会場爆笑)

【理】

俺ら着替えとか汗拭いたりいろいろあるけど修ちゃんはやいもんね。

なんならドアの前でみんなを待ってるし。

・理生さんのエエ声ハプニング

【理】

稽古場といえば面白いことが。(ここで何かを察して既に爆笑の和樹さん)

新歌舞伎座の稽古の時に、こんな感じ(といいつつ手で三角っぽい折れ曲がった屋根を作る)

の天井で、1箇所めちゃくちゃ響くところがあって。

たまたま2幕でシトワイヤン!っていうとこでそこに立ってて、

シトワイヤン!!シトワイヤン!シトワイヤン…ってわーんわーんってきてびっくりした(笑)

(会場爆笑)

【和】

(爆笑)

言ってる本人が自分の声でびっくりしてたもんね(笑)

あれはみんな笑ったね。

・ここで真面目な話挟んでたんだけど忘れちゃった…

・理生さんの今後の予定について

【司会】

まずは9月ににっぽん男女騒乱記。

【理】

これは人情喜劇で、ストプレですね。はじめて。

【和】

へーはじめてなんだ見に行きたい。

【理】

「歌という武器をすてます、ワタクシ!」←やたらめったらエエ声。

まだ台本貰ってないのだけど、ストレートプレイ初めてなのに、

喜劇だし、大丈夫なのかこれという感じ。

【司会】

続いて11月にピアフ。

【理】

こちらも私歌いません。

(前方お客様思わず「えっ」)

はは、お客様からつっこまれちゃった。

あ、ちょっとは歌うかな?でも芝居がメインになると思います。

【司会】

どの役かは決まってますよね?でも解禁がまだということで。

【理】

ハイ。

【司会】

そして来年4月からは帝国劇場ほか全国で、レミゼラブル。

上原さん役名を言って頂いていいですか?

(会場拍手)

【理】

「ジャベール役を演じさせていただきます上原理生です。」(←やたらイケボ)

(会場拍手)

もう革命はしません!鎮圧する側です。

2幕頭の「昔は俺も戦った」を歌うのが今からたのしみ。

【和】

積み重ねてきたものがちがうからね!

【理】

やっぱりいつまでも革命家ではいられないんで。脱却したいんです。

アンジョルラスという役はデビューした自分にとっても特別な役。

でも彼は学生のリーダー、自分はこんだけ革命家を演じてきていろいろ

知りすぎてしまったから、1人だけプロの革命家みたいになっちゃってる。

それって物語の世界観とはちがうんですよね。

昨年は特に、毎回勝つつもりだったし、今日こそは勝てるんじゃと思っていた。

それじゃいけない。

新しいことに挑戦したいんです。

こうやってオーディション受けて、無事ジャベールになれるので、よかった~と。

(会場拍手)

・理生さん退場

・和樹さんの今後の予定

・和樹さんの最後の挨拶

記憶力の限界で最後の方ほとんど覚えてないや…すみません。

以上がエンタメカフェのレポです。

わりと抜けてる気がするのに6000字以上ある…(笑)

思い出したら追記するかもです。


以下私の雑な感想。

・えちょっとまって登場の時私の真後ろ通るんですかひゃあああ

・和樹さんまじでかっこいい。

・ふたりともお召し物が最高によい。

・髪くくってる理生さん神。

・イケボが溢れてて死ぬ。

・ほんとうに仲良さそうで終始ほっこり。

・理生さんの水の飲み方かわいい(ストローで吸う姿が)

・退場の時も真後ろ通りましたありがとうございますうううううう

・めっちゃ笑ったたのしかった!

こんなかんじでしあわせでした!!!

はい、むりーーー![1789 6/7ソワレ感想]

はい、早速の更新です。

いつもよりもなぜこんなに更新がはやいのかというと、ちゃんと理由がありまして。

実は今、家に人が来てるんですね。

といってもお客さんとかではなく、業者さんです。エアコンの。

6月入ってすぐごろに、いきなり電話がかかってきましてね。

大家さんの意向で、住んでるマンション(けっこう古い)のエアコンをまとめて交換するとのこと。

でね、困ったことに、エアコン前を1m四方あけろっていうんですよ。

あのーわたしそこにロフトベッド置いてあるですけど。

しかも下にめちゃくちゃ物つっこんであるんですけど。

死に物狂いで掃除してベッドを動かして、ほうほうのていでたどり着いたのが昨夜の1789。

これについてこのあと感想をつらつら書いています。

そして今、まさに業者さんが家に入ってきてるわけですが、これ2時間くらいかかるらしいんすよね。

ひぇ~にじかん…!

そのあいだ手持無沙汰にもほどがあるので、こうしてパソコンをカタカタしてるのです。

Wordを開いて、画面縮小して2ページ分表示して、さも真面目な文章を書いているかのように見せかけて、

書いているのは1789のとっちらかった感想記事というわけです。

はーはやくおわらんかな。

というわけで、さっそく昨夜の感想に参りましょう。

いつも通り、ネタバレ注意です。うん、いちおう書いとく。

ここで確認。

この回はてぺねねかなめさん回で、私的に三度目の1789で、ねねちゃんとかなめさんは初めましてで、

座席は私のミュージカル観劇史上最高の席でした。

そう、センターブロック前から4列目、そのなかでもどセンターーーー!!!

これはヤバいですよ。うん。

eプラスの貸切公演で、買うときに座席指定ができたので、どうせならめっちゃいい席にしたいと思って選びました。

1789は座席降りが多いと知らない段階で取ってたので、その後通路側を取らなかったことを若干後悔したのですが、

ふたを開けてみたらこの席を取ってよかったと心から思いました。

では下線より1789 6月7日ソワレの感想です。

いつも以上に語彙が喪失してます。

しゃーないです。


1789 6/7ソワレ感想

【開演前】

着席。

ちかいこれはちかいしぬむりしぬこれはやばいむりむりむりしぬ

【幕間】

はいちーーかーーーいーーーーー!!!

オペラグラスいらないね!しってたよ!!もってきちゃったけどね!!!

まじでむりむりむりってなったよ!!!

おちつけおちつけすーはーーー

冒頭の岡様登場からぐっとひきこまれた。

まじもんのどセンターだからど真ん中に立った人を見上げるかんじ。

この角度はすごいぞ…!

この席、表情もほんと良く見えるし、それでいて首も痛くなくて全体もわりと把握できるし、最高オブ最高!!

ドキッとしたとこ、おおってなったとこ箇条書き↓

 ・開演前、幕に表示されてる文字のちょうど1789の8の真下の位置だ…!

 ・Hey haのロベデムが真ん中でポージングするとこで心臓破裂。ほっそい…あしなっがい…

 ・漏れそうになる心の声「ひゃあああ……」

 ・全てを懸けてで王妃がど真ん中にくるとこのキターーーーーー感。豪奢なドレスに鳥肌。

 ・パレ・ロワイヤルのダンシャルちゃんフュージョン最高にキュート!

 ・ソレーヌの夜プリの椅子んとこ、こっちに向かってくる感すーごーいーー

 ・拷問のシーン、徹平くんの生ち〇び見えちゃった…ひゃーごめんなさいごめんなさい

 ・耐えてみせるでうずくまってるロナンと目あったよね?眼光…!

 ・自由と平等、ロナンが飛び越えてくるとこの躍 動 感 !

 ・自由と平等のダントンがアツくてたまらんなぁ

 ・街は我らのもののロナンたちのダンスかっこいいまじでかっこいい

 ・「第三身分は独自の集会をひらくんだ!」の飛び散る唾と汗←りおさん

 ・間近で見見上げるイケメンたちは見まごう事なきイケメン。発光してる。もはや目潰し。

 ・これ、誰踊死ぬのでは…?

だんだんただのヤバめの感想となりつつある。

しゃーない。これはしゃーない。

【帰路、電車にて】

はー体がほこほこしてるすごい

たのしかったーーーしあわせだーーーー!!!

現実にもどりたくなーーーーーい!!!!!

推しの舞台をあんなに間近で見たのははじめてだな!

レミゼも1度くらいこの距離で見てみたいな!!

ああああありおジャベをこの近さでみたいいいいいいいいいいいい!!!!

よし色々頑張ろう!あと1年の間にせいいっぱい徳を積むのだ!!

そろそろ落ち着け自分。

何から書けばいいんだろう。

とっ散らかってぐっちゃぐちゃになりそう。

てぺロナンの透明感たるや高原の清流のようだった。

本当に澄みきってて美しい歌声。

場面が進むにつれて高音はよりのびやかに、声量はより大きくなっていってて、ロナンの成長過程そのままのように見えた。

徹平くんのロナンはTHE・少年!という感じだなぁ。

ロナンの年齢設定がいくつかは知らないけど、革命家たちよりも若い「少年」な眩しさが満ち満ちてて目がやられる。

うわぁ!テレビで見てた!あの!小池徹平が!3mくらいの距離にいるぅぅぅぅ!ってなった。うん。

なのに、少年っぽいきらきらオーラが眩しすぎて、あまりにも現実感がなかった。

わたしはたしかにそこにいる小池徹平を隔てるもの無くじかに見ているはずなのに、

なんでこんなに非現実的な感じが漂ってるんだ?ってなった。

ただただ夢みたいだった。

ゴムまりのようにエネルギーがはじけてて、まっすぐかつ眩しいロナンでした。

ねねンプちゃんは今回がお初。

表情豊かでいちいち可愛らしいし、お辞儀とか頷きとかちょっとした所作がこの上なく優雅だし、

その中にもできるキャリアウーマン感があってすごい。

許されぬ愛のラストの目を閉じて両手を広げるところ、ちょうどどセンターでありがたく拝ませてもらったんだけど、

後ろのステンドグラスや祭壇と相まってマリア様のような美しさだった。

これは夢なのか…?なんて美しい人なんだろう。

喪服最高。ピンクドレスも水色ドレスも若草色ドレスも何もかもが夢のように可愛らしい。

あんなにドレスが素で似合う人間がいるのか…!

そしてねねちゃんだと表情豊かだからよりコミカルな感じになるんだな。

ラマールとのやりとりが最高に楽しかった。

さやンプとはまた違うオランプで面白いなぁ。

さやンプは守ってあげたくなる、守ってほしいと思ってるオランプで、

ねねンプはもう少し強そうというかロナンと対等な感じのオランプだと思った。あくまでも主観。

なんというか、さやンプのほうが「女の子らしい」女の子なんだよなぁ。

どっちも好きです。美人は最高。

かーさやも好みだったけどてぺねねの声質もとても相性が良い気がした。

この組み合わせの音源や映像が残らないとかもったいないよぅ。

まだかーねねを観てないのでアレですが、いまのところ私の好みとしてはかーさや>てぺねね≧てぺさやという感じ。

1789、組み合わせで物語の色味がガラッと変わる気がする。

てぺねねは二人並ぶと夢の世界のように可愛らしくて非現実的なカップルだった。

でもこのロナンは恋に生きてる感じじゃなくて革命色が強いなぁ。

組み合わせの妙がほんとおもしろすぎて、ついついチケット追加したくなる。

新歌舞伎座は家から往復1300円くらいかかるから10回行ったらS席1回分なのでこれでもなんとか自制してるんだけど、

これが徒歩圏内だったら毎日通っちゃいかねない。危険危険。

キャストの妙と言えば、私かなめさんは今回だけかもしれない(ちゃんと確認してない)。

そもそも回数で見ると、てぺねね>>>かーさや=てぺねね>かーねねなんだけど、マリーだけだと圧倒的に

真咲さん>>>>>>>>かなめさんな感じで、マリーももっとばらけさせればよかったかなぁなんて思ったり。

マリーも演じる人によってだいぶ違ってくるなぁ。

特にマリーのラストシーン、真咲さんは凛とした美しさがあったけど、

かなめさんは慈愛に満ちていて、ああこの王妃も好き…ってなった。

いい意味で芝居がかってないというか、等身大の女性としてのセリフという感じがあって、うるうるきちゃったよ。

かなめマリーのお芝居ほんと良かった。

あと革命が始まるの「最後の賭け~」の「~」がワントーンハイボイスになっててぞくぞくした。

そして間近で観た理生さんはダントンそのものだった。

声が大きくて情が深くてついてきたくなる大きな背中。

ダントンという役が浮いたり逆にねじ伏せたりしてなくて、本当にジャストフィットしてる感がある。

まわりが見まごう事なきイケメンばかりでつい彼らを目で追って「は~かっこいいいいい」ってなってしまうけど、

それでも私は理生さんが一番好きだなぁと痛感した。

カオじゃないんですよ。きっと。

本当にあの歌声が好きで、あのアツさが好きで、あの優しさが好きなんです。

そしてやっぱりダンソレちゃんのサイズ感たまらなくすきーーー!

今日のサイラメモ、と言いたいとこなんだけど、どセンのロナンと理生さんがいい感じに被ってて一部見えず。

最初ダントンがしゅこって素早く棒を動かして、ソレーヌに棒を渡すくだりは見えた。

で、その後ロナンに隠れちゃって、ソレーヌがロナンプに気づいて手が止まって…あたりだけ見えて、

またすぐロナンに隠れてしまうという。

あーーサイラ前のダンソレちゃん観察に命かけてるのにーー(おおげさ)。

理生さん、ロナンの死でぼろぼろ泣いてたなぁ。

ボロ雑巾みたいに擦り切れちゃったソレーヌも心配だけど、ダントンも同じくらい擦り切れてた気がする。

りょんロベはひたすら激しくて、デムーランは冷静で、対比がおもしろい。

カテコの理生さん、登場時はいつもよりも表情きりっとめ。

からの両手ガッツポーズのはじけ具合とソレーヌへの艶っぽい投げキスは反則だ。

なおソレーヌちゃんへの投げキスは今日も一方通行。頑張れダントン。

最後、スタオベする観客に向けて「おおきに!」って去っていった。

しっかしりょんロベはどの角度から見ても見まごう事なきお人形さんだなぁ。

三部会のマリオネットとてもすき。

6/3ソワレは桟敷席だから静止してる時の美しい横顔とピンと伸びた美しい手を堪能したけど、

今日のどセンだとあのかっちりとしたお人形っぽい動きとゆっっくりぱちっとする瞬きをじっくり堪能できて、

結論どちらも「は~よき…」ってなった。

りょんロべ、やっぱり歌声というか歌唱法は私の好みから外れるのですが、それでもいいやイケメンだもの。

2幕冒頭、舞台に上がる前に立ち止まるとこで美しいお顔をまじまじと見てしまった。

ほんとお人形。リアルお人形。

からのモーゼの如く現れてのばっきばきダンスね。

はい反則ーーー!!!むりーーー!!足ほっそいね!!かっこいいね!

あれだな、体感の強さはもちろん、胸の可動域がすごいんだな。

ほんといつまでも見てられるかっこよさ。けど過剰摂取するときっと死ぬ。あれは毒。

そしてわたしデムーランもとてもすきなんだ。

あの空気読めない天然イケメン、側にいたらはっ倒したくなる(褒めてる)。

育ちのいいボンボンで、無意識に人を傷つけちゃうんだけど憎めない人の好さもにじみ出てて、

あとリュシルを心から大切にしてる紳士な感じも最高!

改めて思ったけど大輔さんもほんとに美声だなぁと。

ハリがあってよく通って、私の好きな「ミュージカル俳優さん」な歌い方。

CDよりも格段に歌うまさんになってるよね?

安定感あって、革命家の中でデムーランのリーダーシップ感が出てるのがとてもよい。

そしてイケメン。こちらも見まごう事なきイケメン。

イケメンは大正義ですよ。目の保養目の保養。

和樹さんと一緒に出るタイタニックを真剣に検討してる自分がいる。くわばらくわばら。

イケメンと言えば廣瀬さんのフェルゼンもまじでイケメンすぎて目がつぶれる。

美声だし(彼もCDより歌うまになってるよね?)、マントさばきがかっこいいし、王妃を心から思う気持ちが切ない。

最後の王妃に向かって伸ばした手がぶるぶる震えているところ、たまらなく胸が苦しくなる。

その手を取りたいだなんて恐れ多いけど、ああこの人にも幸福が訪れますようにと願わざるを得ない(史実なんて知らない)。

そしてやっぱり!イケメンは目の保養!!

あらためて全体を見て。

今日の席だと、ほんとに我々も「シトワイヤン」なんだと痛感した。

武器を取るのも、弾圧されるのも、自由を勝ち取るのも、ぜんぶ我々シトワイヤン。

彼らは私たちに向かって語りかけてる。

そう感じるシーンが何度もあった。

あ、そろそろ電車着いてまうべ。

はー革命は最高だなぁ!!


iPhoneのメモはここで終わってます。

で、きっともうしばらくはないであろう前方どセンターだから痛感した、

「我々もシトワイヤンなんだ」という感覚についてちょっとだけ追記。

1789の場合、客席降りがすごく多いじゃないですか。

シトワイヤン!といって客席を見渡す場面も何度かある。

それって我々に向かって喋ってるんだなぁと痛感しました。

あの世界を生きて、あの時代に苦しんでるシトワイヤンの一部になったかのように感じる。

特にそれを感じたのが、街は我らのもののシーンです。

あそこで上に王党派と王族がいるじゃないですか。

ほんとに見上げる高さに彼らはいて、そこに到達することは無理だし、近づくことすら容易にできない、

そんな格差を身に染みてひしひし感じたんです。

だからこそ、ロナンとオランプの「身分違いの恋」の辛さが本当に辛いし、クランプで軍隊が退却していった時の

ソレーヌの「しんじられない…」みたいな手の震えが理解できるし、人権宣言が胸に突き刺さる気がする。

これは帝劇の2階や新歌舞伎座の桟敷席では感じられなかった感覚だなぁ。

毎度この席じゃなくてもいいです。何回か行くときに、一度くらい体験できたらいいや。

でも、1789に限らずミュージカル(というか上演芸術全般)って観る座席によって没入観ってぜんぜん違うと思うんですよね。

私の過去最低席は梅芸3階最後列かな?

U25席でやっすい分あって演者が豆粒のような感じだったのだけど、全体がよく見える反面やっぱりどうしても

疎外感や置いてけぼり感のようなものを感じてしまったんだよね。

オペラグラスがないと表情がよく見えないし、でもレンズを介することで「ひとつ向こう側」の世界になってしまうというか。

けど決して1階席が良いというわけじゃありません。

端だと見切れるだろうし、最前列は首痛くて見づらいだろうし、後方席は傾斜がゆるいとキツいし、歌声って空間に向かって広がってくものだし。

劇場にもよるけど、1階7列~15列センターブロックと2階最前列が一番見やすいんじゃないかなぁと勝手に思ってます。

近くで観たい時は前方、全体を把握したい時は中盤や2階、とにかくチケ代をケチりたかったり「その空気さえ感じられれば

どこでもいい」って時は3階、そうやって使い分け出来たらベストな気がするのだけど、現実問題難しいよね。

今回だって2階までS席なわけで、座席選択できるときに買わないと博打みたいなもんだし、

人気の演目だとそもそもチケットが入手できるかすら怪しいし。

でも博打具合で行ったらスケートの方が酷いもんね!

ミュージカルのチケットのとりやすさや親切さにびびってます(もちろんモノによるだろうけど)。

1789はいまのところ東京大阪博多でトータル9回行くのだけど(あれ、増えてる…(笑))、

1階席2階席3階席とうまくばらけてるので、それぞれの見え方と感じ方の違いなんかも楽しめたらなぁと思ってます。

はい、そうこうしてるうちに、エアコンの取り換え工事終わりましたーー!ひゃっほーい!

あのですね、エアコンの前の空間だけ空けろと言ったのに、

クローゼット(エアコンの真下にある)の扉まで開けるだなんて聞いてませんでしたよ。

掃除してて最後ここなら見えないだろうって積んだ一角がクローゼット内にあって、なかなかの羞恥プレイだったのですが…。

まぁいいや。これで夏が快適に過ごせることでしょう。

記事を書くのもはかどったし。

業者さんご苦労様でした。

次の革命は6月16日マチネ!ようやくかーねね回!そしてその翌日はエンタメCafe!!!

の前に、あさって6月10日はアイスショーで長野に行ってきます。

結弦くん草太くん光希くんが揃うアイスショーだなんて楽しみにも程が…!

あとですね、つい勢いでモーツァルト!のチケットに手を伸ばしてしまいました。

知り合いがお譲り先を探していたもんだからつい…。

大阪千穐楽、いわゆるゆんヴォルフ回です。ひゃー初ナマ古川雄大だーーたのしみーーーー!

こんな感じで、まだまだ楽しい予定がいっぱいです。ふふふ。

○○○は○○必要があったのか [1789 6/3ソワレ感想]

タイトルが伏字なのは思いっきりネタバレだからです。

まぁネタバレして困る人がこのブログにたどり着くとは思わないけど、いちおうね。

今は6/7(木)、1789ソワレに向かう電車内です。

また見てしまう前に前の感想をあげとこうということで、いわゆる自転車操業ですね。

6月は今までにないハイペースで記事を更新する予感がしてます。

という訳で、以下が1789 6/3ソワレの感想です。

この回は以前CATSに誘った友人と一緒です。

いつも通りiPhoneに書きなぐったメモ。

友人と一緒なのでいつもよりも書く時間が短く、あっさりめです。たぶん。


1789 6/3ソワレ 感想

新歌舞伎座へ向かう電車内】

いよいよ大阪の革命my初日!!こっから革命通いの日々がはじまるぞーー!!!

今日はIちゃんと一緒なので、1789解説絵を描こうとぎりぎりまで、ほんとぎりぎりまで頑張ってたんだけど途中で泣く泣く断念。

フランス革命の流れイラストに留まってしまった…ほんとはキャスト相関図も描きあげたかった…。

せめて出来てる所まででも保存して持ってこりゃ良かったなぁ。

せっかく描いた部分も、ネットプリントじゃ画質が荒すぎて結局LINEで送るハメに。

はーしかし!もうすぐ!!ひさびさに!!ダントンに!!りおさんに!!!会える!!!!!

革命のためにネイルもばっちりです。

ひねりもないけど白フレンチにトリコロールストーン。

ばたばたしすぎてお昼ご飯食べ損ねたしイヤホン忘れたしなんなら充電器も忘れて残り41%とヤバいんだけど、革命が見られるならなんてこたないさ!

【終演後、帰りの電車にて】

Iちゃんと晩ごはん食べて語ってきた

彼女、確実に沼にはまりかけてるな。

あの感じだとまた見に行くかDVD買うかするだろうな。

りょんくんとさやかちゃん連呼かぁ。

同じもの見てても見事に「好き」が違うのが面白い。

てなわけで1789感想、改めて振り返って行きましょう。

今回はかーさやに真咲さん。

まず入って感じたこと。

ちかい!!!!!

座席数のわりに思った以上にこぢんまりした劇場で、始まる前からほんとわくわくしました。

今回はいわゆる桟敷席、右側の少し斜めになった席でした。

一段高くなってるのもあってほんと見やすかった!!

主役が変わるとこうも違うんだなぁ。

分かってたつもりだけど、やっぱり全然分かってなかった。

徹平くんのロナンが「革命」で、和樹さんのロナンは「恋」だっていう感想をTwitterで見かけて、自分で見る前はピンと来なかったけど、ああああ納得ってなった。

和樹さん、あれは恋する青年そのものだわ。

真面目で素直で少し初で不器用で無骨で、「二度と消せない」とか最高だった。

まったくなんて表情で歌うんだ。

切ない喜びに満ちたあの表情、オペラグラス越しにずきゅんときた(死語)。

あれは拷問の痛み+恋の痛みですわ。

徹平くんはあまりに透明感あってきらきらしてて非現実的だけど、和樹さんだと現実と地続きの感じがして、より身近に感じられる気がする。

いい意味で革命派の中で浮いてなくて、安心感があるし。

あとかーさやの声質の感じ相当好みだ。

身長差も声質も相性がほんといい気がする。

この組み合わせの音源や映像が残らないなんてもったいなすぎない?

ダブルキャストのこわいとこはこれだな。

この組み合わせはこんな雰囲気、じゃあ他はどうなんだろって気になったが最後、ずぶずぶ引き返せなくなるもの。

シャルロットは凛花ちゃん。悲しみの報いが伸びやかで素敵だったなぁ。

パレ・ロワイヤルで理生さんがぐるっとするとこが少し違ってた?

ハコが変われば芝居も変わるわけで、いくつか気づけたとこもあるけど、これは帝劇ももう少し見て違いを楽しみたかったなぁという気もする。

さて、理生さんですよ理生さん。

Iちゃんが一発でダントンのチャーム引いてて「ンなーーーーー」ってなりました。

ちなみにわたしは2つ買ってロナンとマリー。

前回のデムーランと合わせて被りが無いだけ良しとしよう。

理生さん、さすがの安定感。

もっと歌って…!!!

毎回言うと思う。

正直革命家の中じゃいちばん見せ場が少ない気がするのよね。

Hey haでも出てきて欲しいし、2幕にソロ曲が欲しい。

しかもサウンド打ち鳴らし系じゃなく、朗々と歌い上げる系のやつ。

今日のパレ・ロワイヤル、「新しい彼女を紹介するよ」のあとの「シャルロット」が艶っぽく囁く系だった。

はーかっこよ。

んでもって、ンなーーーーーのあとはお幸せに!ぼんにゅい!!だったかな。

上手側なのでデムーランのお辞儀もよく見えた。

さらに和樹ロナンに「女の方がほっとかないだろ!」って全身をぐるぐる指で指して、ロナンがそれを目で追ってくらっとしたのに「なに目回してるんだ」って突っ込むアドリブも。

なんだそれ、なごむかわいい。

ダンスほんと頑張ってるなぁ(何様)。

誰踊とかクランプとか、少しずれちゃってたとこもあったけど、あんだけ動けりゃすごいよ。

国王陛下の名の下に、理生さんを追って見ちゃった。

全力で戦ってて、汗と迫力がものすごい。

そして今日のサイラモナムるとこのダンソレちゃんメモ。

銃に棒突っ込んでしゅぽっとして、こんな感じでやってみってソレーヌに渡すダントン。

ソレーヌ、受け取ってぎこちなくしゅぽっとして、うまくできない~って感じでニコッ(ここめっっちゃ萌えた…!)。

そしてふと見上げてロナンプに気づいたソレーヌ、棒でダントンの二の腕辺りをつんつん。

見てあれなに?ってして、ダントンが2度見。

ソレーヌの耳に何か囁こうとして、ソレーヌが両手人差し指を耳に突っ込んで「あーあーきこえなーーい」ってしてた。

前回の「お兄ちゃんの彼女出現にイラつく妹」ではなく、もう少し優しく柔らかい印象というか。

嫉妬とかそういう感じじゃなく、ダンソレちゃんのただのいちゃつきだったごちそうさまです。

そして本日も圧倒的安定感の岡様ペイロール。

岡様もはやマイクいらないのでは。空気まで震える美声。

拷問のムチは今日もぴしっと綺麗に命中。

国王陛下の名の下に、かっこよすぎるひれ伏したい。

ソニンちゃんのパン屋襲撃は今回も鳥肌もん。

ほんの少しだけずれてたかな?

けど毎度あれほど全力で、あんなに命削ってて、本当にすごくかっこいい。

1789で完璧に岡様とソニンちゃんの沼が開けましたよ。

やっぱり迫力のある歌うまさん大好物。

デムーランとフェルゼンはやっぱり上手くなってる。

CDずっと聞いてるからほんとよくわかる。

こうなったらゆんロベも見たかったなぁ。

りょんロベ、悪くないし問答無用でかっこいいのだけど、やっぱり声のこもり方とかロックな発声とかが引っかかる。

でも、帝劇で見た時よりも歌詞が聞き取りやすかったし、アツく全力で生きていて、目を見張るほど美しかった。

誰踊はやっぱり反則。

かっこよすぎて意味わからん。

にんげんってふこうへいだ。

あと、真咲マリーが本当に素敵だった。

高音はより伸びやかに、所作はより優雅に、存在感はより大きくなってて、怖いくらいに美しい王妃そのものだった。

今回は1度見た余裕から少し広い視野で楽しめた。

リュシルのダンスとか前は見る余裕なかったもんなぁ。

リュシル、ダンスも上手いし歌声も綺麗だし、デムーランといると眼福そのものだ。

何度見てもたぶん、全てを懸けてとパレ・ロワイヤルとサイラは目が足りないと思うけど。

CDでずっと聞いてて、だからこそ生で聴くと「あ、こここんな感じなんだ」って気づくとこも多いんだけど、振り返ろうとするとCDのイメージが邪魔しちゃうのが勿体無い。

和樹さんまじかっこよかった。

和樹さんは初見じゃなくマタハリ見てるんだけど、マタハリは梅芸3階最後列だったのもあってかそこまで入り込めなくて、だからこそ今回の和樹さんへの「ウッ」って感じが半端なかった(伝われ)。

ふわって笑うとこ、何度かあるじゃん。

ほんとなんて顔で笑うんですか。

反則反則。

特に悲しみの報いの笑顔はだめだ。

あんな最期なのにそんなに穏やかなのってほんとに(こちらの)心臓にわるい。

暗転直前のあの笑顔、アカンであれは。

カテコ1回目はける時の袖口での「バッ」て感じの音ハメ挨拶も最強にかっこよかった。

和樹さんのロナンはほんと骨太で力強くて農民感ある。

パレ・ロワイヤルの手拍子出来てないのも確認したぞ!

なんだあのかわいさ…!

あんなに長身のイケメンなのにかわいいってどういうことだ。

エンタメカフェに当選してる事実に今更ながら震えとにやにやが止まらない。

ひゃー和樹さんと理生さんのトークが生で聞けるのか…!召されるかもな。

【後日】

さて、ここからタイトルのおはなし。

壮大なネタバレなのでいちおう注意。

1789でロナンは死ぬ必要があったのか。

これはIちゃんがずっと引っかかってたとこですね。

彼女、りょんロベにずっきゅんとやられて、聡明な子なのに「はぁぁやばい」と「うわぁぁ…」と「無理ほんと無理」しか語彙が無くなっててなかなか面白かったのだけど。

自分でも小説とか書く子なので、いつも物語の整合性について気になるのだそう。

で、ロナンが死ぬ意味がわからないと。

オランプが王妃の側に残るなら悲劇になるのもわかるけど、自由になってロナンの方に来たならあとはハッピーエンドしか残ってないじゃないか。

あそこで死ぬ意味がわからない。

死んでも死ななくても革命は成功だし、それなら死ななくてもいいじゃないかと。

そんなことを「はーやばい」と「無理」の合間に延々と言ってました。

んで、私なりに考えてみたのだけど。

私はあそこでロナンが死ぬ意味は大いにあったと思う。

死ぬ意味があった、そう言って良いのかわからないけど、物語だし許して欲しい。

あそこでロナンが死んでしまったからこそ、ラストの悲しみの報いがより引き立つと私は思う。

大きな枠で見たら「成功体験」なフランス革命

でもそこには、何ひとつ代償がなかったわけじゃない。

「歴史の波間に浮かんで消えてゆく」「ひとつひとつの命の叫ぶ声が」

「響きあい重なって」

「明日の歴史つくる」

まさにこの通りなんだ。

歴史は本当に大まかな記述しか残らなくて、その合間には名も知れず散っていったたくさんの人たちがいて、それが積み重なって今の世の中が形成されているんだ。

ロナンはその象徴だし、ペイロール様やラマールもまたその象徴だと思う。

そこに居たかもしれない、名前の残っていない人々。

歴史の記述には残らないけど、それぞれの信念のもとに生き抜いた人々。

そういった存在を描いているからこそ、1789はただの史実を描いたミュージカルではなく、今の社会に生きる私たちに訴えかけるメッセージ性を持つミュージカルになってるのだと思う。

ロナンは自由な時代に生きられなかった。

じゃあ、ロナンがオランプに言った、「次の時代を生き抜くんだ」、果たしてその次の時代ってどうだった?

ほんとに自由な時代だった??

(ここで6月暴動がよぎりウッとくるレミゼおたく)

だから、ロナンの死には意味がある。

私はそう思うのです。

あの時代よりは確実に自由だけど、じゃあそれが平和や幸せに直結してるかというとそうじゃないよね。

人権宣言でうたわれた内容が守られたら「自由」で「幸せ」なわけじゃないもんね。

そんな感じで、ハッピーエンドじゃないからこそ、「歴史」と「今」が繋がれてより面白いんだと思います。

以上!

もうすぐ新歌舞伎座着くぞー

4列目どセンターなので息ができるか不安だけど、めいっぱいたのしんできます!!

日本史好きは大河ドラマを楽しめるのか

始めに言っときますと、今日は6月3日(日)で、線よりも下の文章は1ヶ月以上前(4月末)に書き上がってたのに

ずっと下書きに入れっぱになってたものです。

いま新歌舞伎座に向かう電車の中でふと思い出して慌てて編集してます。

というわけで、だいぶ時差がある感想だということを頭に入れて頂ければと思います。


なんじゃそのタイトルはって感じですが(笑)

始めにことわっときますが、日本史も大河ドラマもまっっったく本文中には出てきません悪しからず。

こちらはミュージカル『1789-バスティーユの恋人たち-』のmy初日、4月23日マチネの感想をつらつら書いた記事となります。

だいぶ書くの遅くなっちゃった~

この時と今ではまた捉え方も違ってきていますが、とりあえず当初の感想をそのまま載せます。

世界史好き、特にフランス革命には並々ならぬ思い入れのある私がミュージカル1789を見てどう思ったのか。

そんなことにも触れた内容となってます。

だからこのタイトルです。これでいいんです(笑)

確認しておくべきは、1789のチケットをすでに6回分確保してあるという点ですね。

このあとさらに5回観に行くわけです。

その初回、自分でもどきどきそわそわ異様な高揚感を感じていました。

今になって思えば、生まれて初めて帝国劇場に足を踏み入れたんだという興奮だけでなく、

こんなにチケットを取ってるのに私的に刺さらない感じだったらどうしようという不安もあったのかもしれません。

ちなみにmy初日に至る状況をおさらいしておきます。

4/21(土) 新幹線始発で仙台へ。市内7カ所限定発売のラバーバンドを無事入手。青葉城等を観光する。仙台泊。

4/22(日) 羽生結弦2連覇おめでとうパレード観賞。東京泊。

4/23(月) 1789my初日@帝国劇場。

こんな感じで、2泊3日趣味全開旅行をひとりで敢行しておりました。や~楽しかったなぁ。

というわけで、さっそく感想をば。

いつものように、数回に分けてiPhoneのメモに書いた文章をほぼ原文ママでお送りします。

※相変わらずめっちゃ長いです。

※1789見たことない方にはなんのこっちゃという内容だと思います。

※ネタバレとか気にせずガンガン書いてます。いつものことです。


1789 4/23(月)マチネ e+・ルクサ貸切

【開演前】

めっちゃ浮かれてます。わかりやすく浮かれてます。やっほーーーい!!!

来たぞ帝国劇場!念願の、憧れの帝国劇場!!

ようやくダントンに会えるーーー!

さっきロビーでパン食べてたらレミゼのプロモ流れてて、理生アンジョにもう会えない寂しさと理生ジャベに会える嬉しさとが

ぶわっと押し寄せてきて余計に変なテンションになってます。

あーこの階段があのイベントの階段かぁ。

あーここのステンドグラスのとこ、よく会見やってるとこだ。

わたしほんとにていこくげきじょうにいるんだ……!

ひゃあああ!

開演前からこんなテンションで大丈夫なんですかね。

持つんですかね。

今回、仙台の結弦くん2連覇おめでとうパレードからの帝劇のシークエンスなので、荷物がえらいことになってます。

普通の旅行の荷物に加えて、仙台土産、パレード撮影用のがちカメラ(一眼レフ)と望遠レンズ、エアクッション、

折りたたみ椅子(ぱたっとA4に折りたためるやつ)、帝劇用の素敵ワンピースとジャケットとヒール、オペラグラス。

よく持ってきたわ。さすがに移動が大変だわ。なので東京駅にスーツケースは置いてきました。

一昨日は観光で仙台の街を2万歩くらいひたすら歩きまくって、

昨日は3~4時間くらい座りっぱなしでパレード待った挙句1時間くらい立ちっぱで結弦くんを撮りまくって、

持病の椎間板ヘルニアがなかなかの自己主張をしてます。

さらに仙台入りする前から怪しかった風邪がついに本格的になって、鼻水と咳がやばい。

なので普段はほとんど薬買わないのに東京駅でドラッグストア寄ってきましたよ。

だってミュージカル鑑賞中に鼻水ずるずる咳ごほごほくしゃみ連発とか最悪じゃん。

ただ、効いてほしいけど眠くなって欲しくない。

今回は即効性を重視しちゃったので、寝ないか心配です。

いや、こんだけ浮かれてるしたのしみだからたぶん大丈夫。

初の帝劇は2階最前列センターブロックです。

結構ちかい!当然みやすい!!ほんとにうきうきします。

あ、ちなみにチャーム買いました。何度か行くし、毎回の楽しみにしようかと。

もちろんダントン狙いだけど、三浦さんのTwitter見てたら揃えてくのも楽しいかなぁと思って。

ちなみに今回はデムーランでした。こうなったら革命家トリオ揃えたい。

【幕間】

これは目が足りないやーつ。したがって何度見てもいいやーつ(言い訳)。

後ろのお客様が「もっと歌ってほしい」と言ってて「わかる…!」ってなってる。

そう、我らがダントンおじさんです。

理生さんイキイキ楽しそうだなぁ。相変わらずええ声だなぁ。

パレロワイヤルのシャルロットちゃんとの絡みが本当に眼福でしかない。

軽く音源聞いてたけど、やっぱり舞台で生で演じられるのは全然ちがうな!

てぺロナン、ほんときらきらしてて少女漫画のイケメン主人公感が半端ない。

沙也加ちゃんオランプすばらしい安定感でものすごく安心する。

で、ロナンのマイク入ってないとこあったよね?

自由と平等の「俺の親父は農民で~」のとこ。

「ペイロール伯爵に」からオンマイクになって、ん?ってなった。

あともひとつあーってとこがあった。どこだ。

あ、シャルロットちゃん、最初にシャルロットって名乗るとこ詰まっちゃってたかな?かわゆい。

沙也加ちゃんがうまくフォローしててさすがだった。

こういうの含め、生の臨場感が好きだ。

けどこれ、フランス革命知ってた方がより楽しめそう。

ネッケルやミラボーに興奮するし、三部会の理不尽さもわかりやすい。

どうしよっかなー。今度新歌舞伎座行く時に友達にどうレクチャーしよう。

せっかくだから楽しんでほしいし、ある程度音源を聞いてもらうべき?

フランス革命についてあつく語るべき??

いやーどう考えてもうざいよな。

オタクは相手と温度差を生まないのがだいじ。ここの距離感の詰め方失敗すべからず。

生オケじゃないの、私は気にならない。

けど、BGMとイントロがぱっくりなところも結構あるなぁというのも正直なところ。

ダントンもっと歌って。もっとピンで目立たせて(こら)

デムーランすごい声量。ついていきたくなるかっこよさ。

ロベスピエールのお人形顔と低い声のギャップたいへんよい。

フェルゼンかっこいい。かっこいい(大事なことなので二度ry)。

あっちみてもこっちみてもイケメンだらけですごいな。あほみたいな感想だな。

そして!岡様が!!やばい!はーーー

これは危険なのでは…?沼の入り口が見える…ベテランのオーラ半端ないですさすがですひれ伏したい。

サカケンさんの軽妙さもいいなぁ。いいアクセントになってる。

だがしかし目が足りない。

2階席の利点の俯瞰で見れる良さも楽しみたいし、でもオペラグラスで細部も楽しみたいし、悩ましいなぁ。

【終演・新幹線にて】

浸る余裕もなく帰路へ。

わりと新幹線ぎりぎりで、コインロッカーに荷物預けてるのに東京駅慣れなさすぎて迷いかけて相当焦ったのだけど、

なんとか間に合ってよかった。

今になって風邪薬の副作用か猛烈な眠気が…まず寝る。

起きたら感想書く。じゃないと酔う。おやすみなさい。

~~~

めっっっちゃ寝た。

普段新幹線ではどんなに疲れてても20分とかで目が覚めちゃうのだけど、気づいたら乗って80分経ってた(笑)

感想はまた夜かな。今はまだ頭がぽわぽわしてるので。

晩ご飯つくるのめんどいし、京都駅でお弁当買って帰ろう。節約は明日から…!

【その日の夜・家にて】

なんもやった感ないのになぜかもう深夜なのですが、やっぱり眠い(当たり前だもう2時すぎだ)。

薄れる前に感想を…!と思いつつ、りょんロベほっそかったなァとかダンシャル尊い…とか

あほみたいに低レベルの感想しか出てこないので、また明日書きます。うん、その方が絶対いい。

たったこんだけなのにミスタッチ多すぎて笑えるレベル。おとなしく寝ましょう。

【翌日夜・家にて】

改めて1789my初日振り返りをば。

今回、うわぁすごいかっこいい!!ってなったのが岡さんペイロールとソニンちゃんのソレーヌ。

御二方とも初見だったのだけど、とにかく圧倒されっぱなしだった。

岡さんじゃなくてもはや岡様とお呼びしたいレベル。

声量・迫力・艶・魅せ方、どれもすんばらしくて、私の少ない語彙じゃ到底言い表せないくらいの輝きだった。

岡様のアンジョやジャベも見てみたかった。過去には戻れないけど、それでも見てみたかった。

そう思わせてくれるくらい素晴らしいペイロールで。

話的には悪役なのかもしれないけど、ただひたすらに魅了されてしまった。

ムチさばきもロベピ踏みつけもコート翻しもなぜあんなに渋かっこいいのだ。

推しの舞台には新たな推しが潜んでる…じゃすてぃす……!

ソニンちゃんも場面によって演じ分けがすばらしくて、ものすごい存在感だった。

妹・娼婦・恋人、そのどれもが表情も雰囲気も声色も全然違って、なんて人なんだって思った。

パン屋襲撃ソングの迫力たるや…!あの小柄な身体のどこにそんなパワーを秘めてるのだろう。

と思ったけど調べたら私と身長同じくらいでした。なるほど周りが高すぎるのね。

あと理生さんとソニンちゃんの身長差ひたすら萌えるなぁ。はーよきよき。

あのカップルの雰囲気たまらなくすきなやつですわ。

サイラモナムる前のとこが見どころだとTwitterで見かけてたのでオペラグラスでガン見。

銃の手入れを教えるダントン。筒をしゅっぽしゅっぽして、ほれやってみってソレーヌに渡して、

ソレーヌが高速しゅぽしゅぽするのにおいおいって笑いかけてて。

その時ソレーヌがロナンとオランプのいちゃいちゃに気づいて、手が止まり凝視。

そんなソレーヌを見て視線の先を追って、ゲスい顔で小指を立てるダントン。

知らないってそっぽ向いてつっけんどんな感じになるソレーヌ。すぐ後ろ向いちゃった。

なんだこれ。妹感満載のソレーヌとかなりウザいおじさん、最高じゃないか。

おかげで2人以外の部分まったく見れてませんよ。

回数通うしもっと広い視野で見れるようにならなきゃ。

理生さんダントン、まったく役を演じてる感なく、この人は素でこういうおっさん(褒めてる)なんだ感がものすごい。

アンジョやロべピ&ウェールズ公の時もすごい人だなぁと思ったけど、雰囲気としてはいちばん素っぽい気がする。

他の革命家2人よりも一歩民衆に近いところにいて、老若男女誰からも好かれる感じがあって、よいです。うん。

モテないとか絶対うそ。人は見た目よりもハートですよハート。

私の中ではりょんロベがまだピンと来てないなぁ。

とてもかっこよくて麗しくてダンスばっきばきなのだけど、歌い方がミュージカルでなくてロックだからなのかもしれない。

誰の為に踊らされているのか、もうビジュアル的にはめちゃくちゃかっこよかった訳なのだけど、

歌詞がほとんど聞き取れなかったのですよ。うん。

幕間で耳が一旦ミュージカルから離れちゃったせいもあるかもだけど。

でもあの演出はずるいよなぁ。二幕開始後客席からわらわら出てきて(二階席からはほぼ見えなかったけどね!)、

そのまま舞台に登っていったん奥まで行って高音で歌い出しつつモーゼが海をぱっくりみたいに登場して(伝われ)、

あのばっきばきキレッキレなダンス。なんだそれずるいカッコよすぎる。

見た目はお人形さんみたいなのに中身はとてもアツいものがあって、そのギャップもずるいとおもった。

そういや理生さんが踊ってるの新鮮すぎてしばらく目が慣れなかったのだけど、

決して下手ではないし踊れてないとも思わなかったなぁ。贔屓目かしら。

けど浮いてる感もなかったし純粋にすごいと思った。

こんだけ前置きした上で、理生さんは「ダンスが上手い人」とは決定的な違いがあるなぁと。

私、中高の体育で「現代的なリズムのダンス」なるものをやらされた期間がありまして、そりゃもう地獄だったのですよ。

基本的に盆踊りの人間ですからね。裏拍とかリズム刻むとか無理ですから。

で、ダンス習ってる子は当然全く動きが違って。

何が違うかというと、胸とか肩とか首とか腿とか、それぞれのパーツが分離して動かせてるんですよ。なんで?

まさに身体のパーツひとつひとつ、細胞ひとつひとつが自分の意思で思うがままに動かせて、

それぞれが型にばちっとハマる感じがある。そういう子が上手いなぁと見てました。

で、理生さんにはそれがない(笑)ごめんなさい(笑)

だから、普通に動けてるしリズムにもあってるし踊れてるんだけど、

りょんさんはじめダンスが上手い人とはどこか違う感じに見えちゃうのかなぁ。

いや凄いですよあんだけ踊れりゃ。ただ周りがうますぎなんです。しゃーないわ。

徹平くん、テレビでしか見たことなくていつまでも少年みたいな年齢不詳な方だなぁと思ってたけど、

その印象そのままにきらっきらのヒーローみたいで。ちょっと非現実的と感じるくらいきらきらしてました。

でも音源の印象よりも落ち着きもあって、まっすぐな凛としたロナンでした。

歌声もものすごい透明感。そして革命家トリオと並ぶ時の小ささがまたたまらない。

これ和樹さんだとどんな印象になるんだろう。

ダブルキャストの雰囲気がこんなに違うってきっと面白いだろうなぁ。

そして二幕のクランプ本当にかっこいい。

なんのセリフや説明が無くても、シトワイヤンのエネルギッシュなパワーと怒りが伝わってくる。

こんな表現の仕方もあるのか…!

アンサンブルの方達も素晴らしかったなぁ。

推しを追うのに必死で目が足りなくて見逃してる部分が多すぎるのが無念。

あんだけアクロバティックで激しいのを111公演もするの…!

まじで皆さん千穐楽まで怪我なく元気に乗り切れますように…!!

パンフ見てたら元体操選手とか元新体操選手とかスタントマンとかすごい経歴の方ばかりで、

そりゃあれは特殊な鍛え方してないと出来ない動きだわと納得した。

それなのに歌も歌えてほんとすごい。

1789の世界観を支えてるのは間違いなくアンサンブルの皆さんです。尊敬。

今回1789初見という事もあって、ほんとはまっさらな気持ちで見たいとも思いつつ、

結局音源も聞きTwitterの感想を読み漁りわりと知っちゃってた訳なのですが。

それでも舞台を見るのは別物で。

理生さんをオペラグラスで追ってると他の部分が見れないし、でも理生さんアップで見たいし、うわーってなってました。

そんな中、サイラモナムールでオペラグラス動かしつつ見てたら目に入ってしまったりょんロベの超濃厚なくちづけ…

キスというよりは口吸い…ひゃあああ濃い……!!思わず頭真っ白になりましたよ。

毎公演あんなに濃厚にキスしてたら好きになったりしちゃわないんですかね?

役者さんってすごいなぁ。

何でも演じられなきゃいけないし、恋人役もキスも役になりきってやるんだもんなぁ。

しかも1回とかじゃなくて111公演…!プロだなぁ。

カテコのダンシャルちゃんかわいい。

1回目はけてく時シャルロットがダントンの腰に手を回してダントンがおよよって笑顔でよろけながら幕へ。

で、出てきた時は右肩にシャルロットを座らせて出てきて、思わずどよめく客席。やー微笑ましいわ。

革命の兄弟歌いながらのダントンロベピアルトワやたらめったらノリノリなラインダンスもかわいい。

【さらに夜更け】

ここまで書いて言うのもなんだけど、1789私の中でまだしっくりきてない部分がある。

きっと私自身の問題。フランス革命に対する思い入れが深すぎるせいな気がするなぁ。

うまく文章にできない気もするけど、とりあえずつらつら書き出してみよう。

フランス革命は私が高校生&浪人生だった頃に世界史でいちばん力を入れて勉強した部分だった。

とにかく好きで、革命を好きというのも変な話だけど、でも深く深くのめり込んで勉強していた。

ガラケーの暗証番号1789にしてたし、残虐な歌詞で有名なフランス国歌ラ・マルセイエーズも1番と3番を

原語で完璧に歌えるように練習してたくらいには好きだった。

頑張りの方向性がおかしいというのは薄々気づいてる(笑)

つい先日、母に「ところでなんで○○(私)はそんなにフランス革命が好きなの?」と聞かれてちょっと返事に詰まった。

私はもともと痛いのも怖いのも嫌いだし血なまぐさいのとか戦とか争いとか苦手で、

確かになんでこんなにフランス革命が好きなんだろうって。

まぁハマった理由は明確なんだけど。神野正史先生の「世界史劇場」という教材のせい。

歴史上の人物がてるてるくんという名のキャラクターになって、

教科書には無い細かい行間までわかりやすく楽しく教えてくれる映像授業みたいなもんです。

でも、それを学ぶうちに、ふと気づいた。

それまでは、世界史の教科書に載ってるの事象を、ただ詰め込むように暗記して試験が終わったら忘れていた。

そう、どれも全部所詮文字の羅列にすぎなかった。

そこに載ってるのは本当に大まかな流れだけなんだけど、その行間のことを考えもせず流してしまっていた。

それがはじめて、その出来事に関わった人やその時代を生きた名もなき人に思いを馳せて、

自分がその内側に入って体感したかのように感じられたのがフランス革命だったんだ。

昨年冬頃、実家で母と姉にレミゼの良さをあつく語って歌いまくってた時に言われた事がある。

「私たちは歌の内容が辛くて胸に刺さって、誰が歌ってるかとかどう歌ってるかとか気にしてないし、

歌そのものにのめり込むよりは物語の辛さに胸が苦しくなってしまう。

あなたは見方が全然違うよね。どの役者さんなのかとかどんな歌でどう歌うかとか、そっちを見てる」

そう言われてハッとしたんだ。

理生さんのソロコンでもこう書いた→(私どちらかというと歌と歌詞を一緒に聞けない人で。うまく言えないけど、

よく知ってる歌える歌でも歌詞をひらがなの1音1音としてなぞってるだけで、意味としてわかってなくて、

じっくり歌詞カードとか何度も読んでようやく「あ、この歌ってこういう光景なんだ」っていう表面的なとこがわかってくる。

そういう人。

世界史も同じ。文字の羅列で知っていても意味は分かってないし理解はできてなかった。

基本的には昔も今もそんな人間なんだ。

それがはじめて自分の感覚として落とし込めて理解できたのがフランス革命だった。

だからこそ、かたや誰が演じてるかとかわーかっこいいとかここの歌い方いいなぁとかそういう表面的な見方をしてる自分と、

フランス革命に対する深すぎる思い入れを持ってる自分と、そこんところが対立してる気がする。

きゃーきゃー楽しみたい部分と、いや革命はこんなもんじゃないといちいち突っ込みたくなる部分とが

脳内でわちゃわちゃしてて、自分でもほんとにめんどくさい。

特にバスティーユ陥落のとこでぷっつり終わるのがなぁ。

ロナンが死んじゃうのは薄々気づいてたけど、あんなに突然で、しかもそこですぐ幕切れとは思わなかった。

その革命、成功なの?って思っちゃうし、そもそもフランス革命はそこでは終わらないし、いやこんなことが

言いたいんじゃないけど、人権宣言が見せ場になるのも、いやあれも解釈はいろいろあって手放しで

素晴らしいと言えるものではないしとかごちゃごちゃぬかしたくなるし、つくづくこじらせためんどくさいオタクだと思う。

1789年に革命は起こったし、それ自体は成功と言えるかもしれないけど、それでも時代は変わらなかった。

財政は立て直せず、外国の脅威にも晒され、政権は安定せず共和政と帝政と王政が入り乱れることになる。

その不安定さの中にレミゼの時代もある。

革命は果たして成功したのか。人権宣言はゴールなのか。

政権は交代したけど、恐怖政治や失脚、クーデター、革命、いろんなものに翻弄されて、結局世の中は変わらなかったし

自由な未来も来なかったんじゃないか。

そうセンチメンタルな気分になってしまう。

悲しみの報い、とても好きな歌なのだけど、その世界は今でもまだ叶ってない気がするし。

あーうまくまとまらないな。書けば書くほどごちゃごちゃしてくる。

大河ドラマでも日本史好きの方はこういう気持ちなのかもしれない。

それをドラマとして楽しめるかどうか、時には思い入れが邪魔をする時だってある。

でもそれを踏まえた上で、1789は見どころが沢山あって普通に面白いと思った。

何度か見る上で、純粋に恋愛ドラマやエンターテインメントとして楽しめるようになるのかもしれない。

今後の自分の捉え方がどう変わっていくか、そこも楽しみにしたいと思う。

で、ここまで書いてあれだけど、終演後からずっと脳内で肌に刻みこまれたものと悲しみの報いが交互にリフレインしてる。

やっぱりめちゃくちゃハマってて好きなようだ。うん。歌がとにかく最高だァ!


とこんな感じで、最後なんだかめちゃくちゃ軽い感じで感想メモが締めくくられてます(笑)

長々書いたわりに何が言いたいかよくわからなくなっちゃったけど、「刺さる」ミュージカルであることは間違いないですね。

げきぴあの革命家トリオの鼎談(→)が面白すぎて、いろんな人に読んでほしいと思いました。ネタバレが過ぎるから観に行く前の人に勧めづらいのがもどかしい…。

買ったCDを聴きまくって、なんならふんふん鼻歌しまくってる自分が怖いです。

やっぱりそうとうハマってるなぁ。

次は6/3ソワレ!和樹さん沙也加ちゃん龍さんの回!

まだまだ先のように感じてもどかしいです。

は~はやく革命に行きたい(違う)。

同じミュージカルでも毎度感じることは違うので、1ヶ月ちょっと先の自分が次はどんな風に感じるのかとても楽しみにしてます。

そしてりょんさん好きの友達が無事に息ができるか今から心配です(笑)

あ、そういえばもうひとつ。

前回記事にしたトリコロールなチケットホルダー、結局今回は出番が無かったんですね(笑)

今回のチケット、コンビニ発券ができず、配送料の高さにおののいたので、スマホの電子チケットにしてたのでした。とほほ。

まだまだ革命は続くので、次回こそは…!!!

ぼんにゅい!

前置き

まずは!1789DVD発売決定!おめでとうございます!!

わーいやったーーーーー!!

アツい想いを届け続けて下さったシトワイヤンのみなさまありがとうございます!!

これで家で好きな時にいつでも理生さんの映像が見れる!!

そりゃ「!」も多くなりますよ!!

そしてもうひとつ。

1789my初日の感想を書く前にこの話題に触れないわけにはいかないでしょう。

そう、りおジャベえええええええええええええええええええ!!!!!

2019年のレミゼのキャスト第一弾が出ましたね。もうわりと日が経っちゃったけど。

その日、てっきりキャスト発表は秋頃かなぁなんて油断してたので、TwitterのTLで相互さんがRTしてるの見てびっくりしました。

一瞬息止まりましたよまじで。

人間ってほんとにヒッてなるんですね。

キャスト一覧見て、まずアンジョの欄見て、そこに理生さんがいないのを見た時のショックたるや、自分でも驚くほどでした。

目の前が真っ暗になって、身体がずぶずぶ床に沈み込んでいきそうな感覚になったというか。

去年のあれが最後だろうなぁとうすうす感じていたけど、それでもまだ期待していたところがあったみたい。

いや、ジャベも楽しみだけど、ラストシーンにいないじゃん…。

私が理生さんを初めて観たのは2017年10月3日のマチネでした。

そしてそこで落ちて今に至るわけですが(過去記事参照→)、理生さんの2017年レミゼの楽日は10月4日だったわけで。

本当にぎりぎりのタイミングだったんだなぁと思います。

あの日理生さんのアンジョルラスに出会っていなかったら、

私はここまでミュージカルにずぶずぶとハマっていなかったという確信があります。

あくまでも「レミゼはいいなぁ」止まりで、その先別の作品を見に行ったりそれこそミュージカルのためだけに

遠征したりなんぞしてなかったでしょう。

けれど私は出会ってしまった。

理生さんが演じる強烈な輝きを放つアンジョルラスに。

そして気がつけば、1年もたたないうちに4回も東京に行ってるわけですね。

理生さんを見たい、その歌声を聞きたい、ただそのためだけに、です。

そして、理生さんがいるからという理由で舞台を観ることで、ミュージカル自体の新たな魅力にも気づき、

いまや引き返せないくらいまで上演芸術の鑑賞にのめり込んでしまっています。

もともと軽く好きだったミュージカルですが、理生さんのおかげで愛が一段と深まった気がします。

なんでこんな風になっちゃったんだろう。

考えてももう答えは出ません。

人を好きになるのに理由が無いように、というかそんなの言葉で説明できないのと同じなように、

私が理生さんになぜこんなにも強く惹かれたのか、具体的に言語化するのは難しい気がします。

とにかく、全ては理生さんのアンジョルラスが始まりだった。

一瞬よりも短い刹那、眩いばかりの光に盲目になってしまった。

私はそのアンジョルラスの幻影をずっと追い求めていたのかもしれません。

だからこそ、もう一度理生さんのアンジョルラスを観たいという感情を容易に拭い去ることは出来なくて、

本当にショックだったんです。

レ・ミゼラブルのバルジャンとジャベールはミュージカルでも最高峰の役のひとつだと思います。

そして、理生さんがそこを目指していたのも知っています。

だからこんなに早くジャベールをやるなんて、正直驚きました。

いや理生さんならいずれ当然のように可能だと思ってたけど、でもすぐではないかもとも思ってました。

次は理生さんのいないレミゼを観ることになるかもなぁと頭をよぎって寂しくなることもあったので、嬉しすぎる誤算です。

ついにジャベールを演じるなんて、言い方は悪いけど、昇格だとも思ってます。

本当に、本当におめでとうございます。

でも、私はもう一度、あと一度でいいから理生さんのアンジョを観たかった。

そして、アンジョルラス以外の他の役を生き生きと演じる理生さんの姿もちゃんと目に焼きつけておきたかった。

あの時はまだ理生さんにロックオン(死語)してなかったので、アンジョ以外のバイト姿がほとんどわかんなかったんです。

過去に戻れないのは知っていても、どうしてもその思いは消えません。

いや、ジャベールめっちゃ出番あるしソロ曲もあるし粘着質で生真面目なの絶対似合うしたのしみでしかないんですが…!

私、ジャベール自体もめちゃくちゃ好きなんです。

というか、舞台で観て初めて、ジャベールを好きになりました。

初めてレミゼを観た去年の9月、昆ちゃんエポと和音さんファンテと川口さんジャベに本当に惹かれたんです。

(なので和音さんが新キャスト第一弾にいなかったのも相当ショックなのです…)

正直映画ではジャベールにピンときてなくて、なんかしつこい嫌なおっさんやなぁくらいの各方面に申し訳なくなるくらいには

ぺらっぺらな感想だったわけですが、舞台を見てそんな自分が恥ずかしくなりました。

バルジャンとジャベールは対極にいるけど対の存在なんだ。

彼には彼なりの正義感と理想があって、それが強すぎるからこそ人だけじゃなく自分をも追いつめてしまったんだ。

時代が違ったら、環境が違ったら、この人はこんなに苦しまなくても済んだだろうに。

そう思うと本当に胸が苦しくなりました。

ラストシーンにジャベールがいないのがまた胸をえぐります。

彼にも救いを、神の祝福を、心から願わざるに入られません。

舞台を見て私のジャベール観は変わり、とても好きな役の一つとなりました。

それを理生さんが演じる。

数々の革命家を演じてきた彼が、ついに革命を制圧する側の人間となる。

いったいどんなジャベールをみせてくれるんでしょう。

書いてたら理生さんアンジョが見られない寂しさと理生さんジャベが見られる嬉しさと、五分五分くらいになってきました。

良い徴候です(笑)

過去には戻れないんです。

そしてミュージカルはほとんどが残らない。

それは仕方のないことです。

(レミゼは30周年なんだから映像かせめて音源くらい残してくれてもよかったのにと今でも恨みに思ってますが)

だからこそ、自分が出会えた生の舞台を大切に、そこで感じたことを大切にしつつ、

過去に浸りっぱなしではなくこれから先出会うであろう新たな世界も同じくらい大切にしたいと思います。

あれ、前置きめっちゃ長い(笑)

そんなわけで革命家俳優の原点でもあるアンジョルラスに思いをはせたところで、本題の1789、革命家俳優の革命成功ミュージカルのmy初日の感想を振り返っていきましょう!

と続けようと思ったけど、やっぱり長いので記事をわけます。

だってmy初日感想だけでもなかなかの長さなんだもの。もうちょっと前置き短くするつもりだったのにな(笑)

というわけでmy初日感想は次記事へ!

To be continued…

革命が始まる

はい、ずいぶん長らくブログから遠ざかってました。

ちょっとばたばたしていて、なかなか長文を書く心の余裕が無く…。

いつの間にか新年度に突入してしまってました(笑)

今年度もこんな感じで変わらずマイペースに更新していく所存です。

さて、本題。

今日が1789初日!というわけで、忘備録もかねて4月頭から6月末までの観戦観劇鑑賞系の

楽しい予定を書きだしつつ、1789への熱い思いを語っていこうかと思います。

1789や理生さん関連がピンク、スケート関連が水色、その他がな感じで。

異彩を放つセンバツ観戦、そして4月と6月の充実っぷりがやばい…(笑)

4/3(火) 第90回センバツ高校野球準決勝@阪神甲子園球場

4/3(火) 京都フィギュアスケートフェスティバル@京都アクアリーナ

4/13(金) Continues With Wings@武蔵野の森スポーツプラザ

4/22(日) 羽生結弦凱旋パレード@仙台

4/23(月) 1789マチネ@帝国劇場

6/1(金) Fantasy On Ice@いしかわ総合スポーツセンター

6/3(日) 1789ソワレ@大阪新歌舞伎座

6/7(木) 1789マチネ@大阪新歌舞伎座

6/16(土) 1789マチネ@大阪新歌舞伎座

6/17(日) エンタメカフェ@梅田界隈のカフェ

6/21(木) 1789ソワレ@大阪新歌舞伎座

6/25(月) 1789大阪楽@大阪新歌舞伎座

あれ?1789だけで6回も行くの?やばくない?

だがしかしアフタートークの魅力には抗えず。発表されてすぐにチケットを追加しました。

なんで新歌舞伎座はB席無いの。

ちなみにロナンとオランプの組み合わせは無事にコンプリート。若干いわゆるてぺさやが多め。

こんだけ1789行ったら飽きるかなぁ。それだけがちょっぴり不安。

もちろん舞台は水物だから毎回違うってわかってるけど、

同じアイスショーを2日間で3公演見たときはさすがに途中ふっと眠くなる時あったもんなぁ。

とかいいつつ、何気に博多の大千穐楽まで狙ってるんですね。

以前、母の知り合いに会うために一緒に夏の博多に行ったことがあって、その時から

「また博多行きたいね~」と話してたのです。

この前母にちらっと1789のことも言ってみたらわりと好感触だったという。

これは観光と観劇を兼ねて博多旅行できるやも知れぬ。根回ししとこ。

ちなみに今回は6/3ソワレにキャッツを一緒に見に行った友人を誘っています。

今年は彼女といっぱいデートすると決めたのだ。一緒に上演芸術を楽しめる友達っていいよね。

ほら、特にミュージカルってなかなか相手を選ぶとこあるじゃん?

そもそも決して「気軽」に楽しめるお値段じゃないし、ミュージカル自体生理的に受け付けないって人もいるし、

そこまでいかなくても興味ない人は全然興味ないし、誘う相手はわりと慎重に選んだりしてます。

行っちゃえば絶対楽しいと思うんだけど、こちらの趣味を押し付けるつもりもないし、そもそも楽しめる人と行きたいよね。

彼女は大学時代合唱団で同じソプラノをやっていた子で、私は途中でやめてしまったけど4年間ずっと続けていて、

今も社会人合唱団に所属している、つまり上演芸術側の人間でもあるのです。

キャッツ観に行った時も「自分も歌いたくなるね!」と言ってたし、ミュージカル観劇に誘うにはなかなか適してるかと。

ちなみに1789はキャッツの帰り道に誘いました。

彼女、ミュージカルを観るのは初めてだったらしいのだけど、「これはハマるね!」と目を輝かせていたので。

「実はミュージカルのチケット2枚取ってある日があるんだよね。フランス革命のミュージカルなんだけど、

ダブルキャスト小池徹平とか神田沙也加とか有名な人も出るし、私の好きな俳優さんも出るの。どう?」

こんな感じで誘ったら即答でOKでした。わーい。

で、びっくりしたことが。

HPのURLを送ってみたら、なんと彼女今回からロべピをやる三浦さんが以前から好きだったそうなのです。

今何やってるか逐一追いかけるほどの情熱ではないけど、昔家族で見ていた仮面ライダーに出ていて、

そのころから姉妹一緒に三浦さんのファンになったとのこと。

「テレビの向こう側の人だと思ってたしミュージカルの人とも思ってなかったのに、まさか生で観れるなんて…!」

と興奮気味に語ってくれました。いやー誘ったかいがあった。

ちなみに私の好きな俳優さんはどの方?って聞かれたのだけど、

「めちゃくちエエ声で歌が上手い人。正直すごく顔がタイプとかじゃないのだけどとにかく歌がすごい。

終演までないしょにしとくから誰なのか考えながら見てね」と言っときました。ふふふ。

最近は1789の音源ずっと聞いてます。

いや、ほんとはまっさらな気持ちで舞台観たいしマイ初日迎えてから、と思ったのだけど、

早くにチケットだけ抑えてて待ち時間が長かったから、誘惑に抗えなかった…(笑)

ほんと耳に残る曲ばっかりだなぁ。当然音だけで演技は見えてないので、劇場でみたら

「きたあああああああああここってこんな感じなんだああああああああああ」ってなりそう。

たのしみたのしみ。

こんな感じで1789熱が高まっていてチケットもどんどん増えているいま、ついに念願のブツを手に入れました!

というか、つくりました!!なかなか気に入るデザインが無かったから!

そう、チケットホルダーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!

そもそもチケットはいつもコンビニで発券した時の紙封筒のままで、ごっちゃにならないよう表にサインペンで

日付と演目と場所と開演開場時間を書いてたんだけど、スケート観戦の時ならまだしも観劇時に劇場で

その紙封筒を出すのはなんだか恥ずかしいなぁと思ってまして。

でもクリアファイルタイプだと長く持たないし、そもそもがさつな自分はきっとかばんの中でファイルごと折り曲げちゃう。

Twitterで「ほぼ日の超整理手帳カバー」がチケットホルダーにちょうどいいと見かけたのを思い出したけど、

調べてみたらわりといいお値段がしたと。

だってどうせなら革のいい感じのにしたいじゃん。

革の色は表だけじゃなく内側の配色もカスタマイズしたいし、自分だけのオリジナルな感じにしたいじゃん。

でもそうすると普通にA席~S席買えそうなくらいのお値段なんですね。

うーんそれならチケットホルダーじゃなくてチケットそのものを買いたい。

で、困っていてほぼ日超整理手帳カバーのカスタムオーダーをぽちっとする寸前で、気がついたのです。

あ、自分好みのチケットホルダー、自分で作ればいいんだ…!

といっても革を縫う大変さは知っています。

以前うかつに手を出してひどい目にあったので。

というわけで、どうにかして縫わずに形に仕上げたいと思った結果だどりついたのが、がま口でした。

がま口だとそのサイズに切って接着剤で貼りつけたら形になる!わーお天才!

配色はもちろんトリコロールと決めていました。

表は赤、内側は青白赤にしたい。それだけは譲れません。

そこから素敵な革探しに奔走しました。

そして出会った赤い薔薇の型押しレザー。

IMG_7697.jpg

赤!薔薇!!めっちゃ理生さん!!!これは買い!!!!

というわけで出来上がったのがこんな感じ。

IMG_7698.jpg

サイズは約21cm×10cm、玉の部分も赤いお花で、表に赤い薔薇の型押しレザー、

内側は青い植物柄の型押しレザー・白の柔らかいレザー・表と同じ赤い薔薇のレザーの組み合わせです。

IMG_7699.jpg

青い方には未観劇のチケット、赤い方には観劇済みのチケットを入れる感じ。

革の厚みの関係で内側の白に折り目のしわがついてしまったので、次回以降改善していきたいなぁと思ってます。

あと、ソロコンで買ったハートのワッペンを内側に仕込むか考え中。

おおっぴらに表側に使うのは恥ずかしいけど内側ならいけるんじゃ…?

これで帝劇でも堂々とチケットを取り出せます!わーい!!

初めての帝国劇場、今からそわそわどきどきしています。

せっかくだし素敵な格好をして行きたいなぁとクローゼットを眺める日々。

しかし今回一つ問題があるんですね。

先日結弦くんの凱旋パレードの日程が決まり、1789マイ初日@帝劇の前日開催というミラクルが起こった結果、

4/21~4/23で二泊三日仙台東京趣味全開一人旅を実行する所存なのです!

パレードでは写真を撮りたいからガチ一眼は必ず持っていきたい。

待ち時間長いだろうし、歩きやすく動きやすい服装にしたい。

荷物はコンパクトに、できればリュックひとつで常に持ち歩いて、仙台ではコインロッカーを使わずに済ませたい。

だがしかしそれじゃ理想の帝劇仕様の格好から遠ざかってしまう…!

ヒールは無理だなぁお洒落なワンピースにしわつけたくないなぁどうしよう。

こんな感じで悶々としてます。幸せな悩みです。また近づいて来たら考えよう。

ちなみにこの記事のおおまかな部分、お昼に書き始めて、書き終わるころには1789初日も終わって

感想が上がり始めるかなぁなんて思ってましたが、そういえば初日はソワレでした。

こっから東京大阪博多と長い革命の日々が始まるけど、キャストやスタッフの皆さんが誰一人欠けることなく

最終日を迎えられるよう願っています。

みなさんからだをたいせつに…!観劇する日を心待ちにしています!

あふれゆくこの想い

タイトルはレ・ミゼラブル「心は愛に溢れて」冒頭部分からです。

浮かれぽんちマリウスくんを想像しながら読んでください。

なんなら歌ってください。

あふーれーゆくーーー♪このーおーもいーーー♪

 

書き出しから何言ってんだこいつって感じですが、しゃーないです。

いろいろ溢れ出して止まらないよ!!

 

というわけで行ってきました上原理生ソロコンサート2018@練馬文化センター

その感想です。

驚くほどクソ長いです。はぁ~何やってんだこの暇人はってレベルでクッソ長いです。

開演前第一部終了時終演時夜ホテルにて翌日帰路にて、以上5回に分けて書いたiPhoneのメモが元になってます。

いやー書いた書いた、書きまくってやったわ。

後半に向けて熱量がヤバ目です。

 

というわけであまりにヤバいとこは加筆修正しつつほぼ原文ママでお送りします。

いつもはiPhoneのメモ部分に色つけたりするけど、あまりに長くて読みづらいと思うので今回は真っ黒なままです。

お暇な時に読むことをお勧めします。

 


上原理生ソロコンサート2/1(木)感想

 

[開演前]

 

やたらめったらそわそわしながら電車に乗ってここまで来た。

夜もなかなか寝れなかったし、まるで遠足前夜の小学生みたいだ。何年ぶりだこの感覚。

 

新幹線でふと思った。

遠距離恋愛の恋人に会いに行くのってこんな気分なんだろうか…。うーん我ながら馬鹿っぽい感想。

けどそんだけそわそわふわふわどきどき楽しみにして来たんだ。

 

ホール、めっちゃ素敵…!!

丁度いい大きさ、上質な空間、きっと響きもいいんだろうな。

うわあああああああ!!たの!!しみ!!!

開演前からこんなに浮き足立ってるのひさびさだぞ!

こんなんで最後まで持つのか!

「!」がやたら多い!!まぁいいや!

自分へのご褒美、とくと堪能しよう。

 

[第一部終了]

 

はぁ~すんばらすぃいいいいい

なんかもうね、すごくよい。

ひとつずつ語りたいくらいだけど、言葉がするする手からこぼれ落ちてく感じある。

きてよかった。しあわせ。

これほんとにあの某ラジオで小学生男子なノリだった人と同一人物なんだろうか。

 

ヨイトマケの唄素晴らしすぎる。

情景が目に浮かぶ。

ああ、この人はやっぱり俳優でミュージカルの人だなぁと。

冒頭アカペラですでに泣きそうになった。

その後のMCで、若い人もいるしはじめて聞く人もいる、良い歌を歌い継いでいけたら、自分は作詞家でも作曲でもなく

神様からもらった才能で伝え続けていく人なんだ、というようなことを言ってたのが印象的で。

ヨイトマケはじめてきいた。つたわりました。

は~語彙のなさが悔しい。

 

アカペラとは思えない声量。

うたをうたうってこういうことなんだ。

わたしはなんにもわかってなかったな。

技巧だけじゃダメ、でも技も必要。

けどそれよりももっと大事なのは、「何をどう伝えたいか」なんだろうなぁ。

歌ってやっぱりすてきだなぁ。

私も歌いたいだなんておこがましいけど、でも「ちゃんと」歌えるようになりたいなぁ。

 

隣のねーちゃんちょいうざい。むースケートにも時々いる「ハズレ」や。

口パクとはいえ歌うのはやめてくれ。

 

だめだ、感想がうまく言葉にまとまらない。ふわふわ熱に浮かされてる感じ。ちょっと時間置かないとだめだなこれ。

 

[終演後、練馬駅にて]

 

は~ほこほこしあわせ。

手袋いらない。

外は雪だ~綺麗だなぁ。

 

理生さんが何度も、歌うことが好きだ、幸せだと言ってたのが印象的だった。

ああ、この人は本当に歌を愛し歌に愛され歌と共に生きる人なんだなぁ。

 

いろいろ書きたいことはあるのに胸がいっぱいだ。

幸福過多。そんな言葉あるか知らないけど、そんな気分。

 

その時の感動や思ったことって淡雪のように消えていってしまうけど、

でもそこに確かに「幸せ」があったんだっていう余韻が消えることは無い。

 

[ホテルにて]

 

めっちゃポエム書きたい。

というか、じっくり振り返って感想書いてきたいんだけどポエムがよぎってまともな感想を端に追いやってく。

だめー聴きながら感じたそのまともな感想が大事なの!

霞のように儚いその感想、1回きりの「ナマ」のその場で感じたその感想こそが…!

あとからあとから無尽蔵湧いてくるポエムよお願いだから邪魔をするな!!!

 

気を取り直して。

既に霧となって空気中に分散していってしまった余韻と感想をかき集めて形にしていきたいと思います。

順番に振り返りたいし、上と重複するかも。

 

あースマホじゃなくてPCで書きたい。

ポメラでもいい。

とにかくキーボードでかたかた速記したい。

スマホのフリックじゃ私の頭の中の思考スピードにまったくついていけない。

まって逃げないで…!

真剣にスマホBluetoothで取り付けれるキーボード探したくなってきた。

 

ほらこうやって脇道に逸れるから書きたいことがするする逃げてくんだよ。

 

 

[(プログラムを見ながらのふりかえり開始)(こっからやたら長い)]すでにうろ覚えだし多少前後してるかも。

 

[第一部の流れと感想]

 

出てきてすぐに何も言わずにThis Is The Momentを歌い始める理生さん。

頭もじゃもじゃ。スーツぴしっと、胸のブローチ?とボタンがきらっとしてる。

 

第一声から、「ああそうだこの声だこの声を聞きたかったんだ」ってなった。

ホールの響きの良さを実感。席が後方だから、ふわっと伸びてじわじわと客席に散っていく音の粒が見える(気がする)。

 

そこからMC。声楽に出会ったきっかけの高校時代について。

練馬文化センター、大ホールの方だけど、高校の入学式があったとこなんだって!

1年生の時は客席にいたけど、2年生以降は舞台下手の上に立って歌ってたって。

その場所に、こうしてソロコンサートという形で戻ってこられて嬉しいと。

とにかくこうやってお客さんの顔が見られて嬉しい。よろしくお願い致しますと。

そこから3曲続くクラシック曲についての解説。

Caro mio benは声楽を学ぶ時の基本となる歌。愛について。

イタリア人らしく、情熱的に歌い上げてる。この年になってようやく馴染んできたor分かってきたみたいな事を言ってた。

Carusoは大阪のおばちゃん(演出家さん)に「絶対似合うで」みたいな事を言われて歌ってみたら気持ちよかったと。

 

そして歌。馬鹿みたいな感想なんだけど、巻舌が凄いなって。

私合唱団時代、巻舌がどうしてもできなかった。

ラテン語の曲集があって必須だったんだけどできなくて、ハミングでごまかした苦い思い出。

 

映像で見たことあるとはいえ、理生さんがクラシック歌ってるのを聴くのはこの前のアダムスコン以外では初めてで、

それこそがっつり聴くのは初体験なわけだけど、改めてすごい人だなぁと。

これがクラシック、これぞクラシック。

基礎があって学があって天賦の才能があって、そうじゃないとたどり着けない世界。

は~すんばらしい(軽い)

 

イタリア語に限らずとにかく外国の歌って、歌詞が読めたら外国語に聞こえるわけじゃないじゃないですか。

どうしても日本語だと響きや発音がうすっぺらくて、もうそれは言語的に仕方の無いことで、

所詮「日本人が歌うイタリア語っぽい歌」になりがちというか。

けど理生さんは、あっちの言葉っぽい湿り気というかこもり具合というか厚みがしっかりあって、重厚ですごい。

や、そんなにクラシック詳しくないけど、ほぼミュージカルの理生さんしか知らないわけで、

「これが藝大声楽科か…!」って訳の分からない感想が浮かんだ。

声楽家感がものすごい。

 

からのMC。「イタリア語、何言ってるか分からないでしょ?だから次は日本語の歌を歌います~。」

なんだそのほわほわ感。さっきの声楽家はどこへ。

そして曲の説明。

愛の讃歌。もともとはシャンソンエディット・ピアフの。越路吹雪、作詞家の方の話。

見上げてごらん夜の星を。もともとはミュージカル曲(へぇ知らなかった!)。

とてもいい歌だからシングルカットされて坂本九が歌って有名になった。

ヨイトマケの唄。「この若さでなんでヨイトマケの唄なんだって思ったでしょ」で起こる笑い。

近所の人がCDを貸してくれて「なんていい歌なんだ」と思った。「変わった高校生でしょ」でまた起こる笑い。

ヨイトマケとは土方の労働者のこと。今は存在しない。母と子の愛。

母が子を思う気持ち、子が母に対し抱く思い、そういうものが詰まってる。

 

そして歌。

愛の讃歌。深みがあって、伸びやかで、女性の歌だと思うんだけど本当にしっくりきて。

変な言い方だけど、ああこの歌は本当に「愛」の「讃歌」なんだなって思った。

愛ってなんだか口にするのが気恥ずかしくて難しいけど、すんなり説得力があるというか。

ここまで英語イタリア語と来たから、歌の意味がすっと、驚くほどすっと心に入ってきて、いいセトリだなぁと。

 

見上げてごらん夜の星を。ああ、この歌昔合唱団で歌ったなぁ。

だからこそ、あの時の自分、あの時の私たちの団との違いがくっきり浮き彫りになって恥ずかしくなるくらい。

もちろん合唱と独唱じゃぜんぜん表現も違うわけだけど、でもすごく昔のことを思い出した。

あの時は「歌う」ってどんなことかわかってなかったんだなぁ。

ただ音をなぞって言葉を発しても歌になるけど、それじゃ届かない。

届けるためには自分自身が歌にどんな思いを抱いていてどう使えたいか、その掘り下げが大事なんだ。

私がやってたのはあまりにもぺらっぺらで表面的で頭でっかちな歌だったなぁ。うーん

 

そしてヨイトマケの唄。圧巻だった。

ヨイトマケの唄よくしらない。

あっ、これ手塚治虫の漫画の中で時々登場人物が歌ってる歌だ…!って片隅によぎりつつ(W3とかに出てきます)。

もうとにかくものすごい圧で、ものすごい表現力で、情景が目に浮かんだ。

物語が、少年が、同級生が、母が、その姿がとにかくありありと目の前に浮かんできたんだ。

すごい。

 

私どちらかというと歌と歌詞を一緒に聞けない人で。

うまく言えないけど、よく知ってる歌える歌でも歌詞をひらがなの1音1音としてなぞってるだけで、意味として落とし込めてなくて、

じっくり歌詞カードとか楽譜を何度も読んでようやく「あ、この歌ってこういう光景なんだ」っていう表面的なとこがわかってくる。

そういう人なのに。

歌であんなにありありと情景が浮かんで引き込まれてその溢れる想いに泣きそうになったのは初めてだ。

1遍の小説を読んだような、1つの映画をみたような、そんな厚みのある物語がたった数分の歌に詰まってた。

すごい。なんだこれすごい。

 

学問として声楽を追求して、ミュージカル俳優として役を演じて、そのどっちもある理生さんだからこその世界観だと思った。

あの魅せ方あの聴かせ方ができるのはきっと理生さんしかいない。

声楽とミュージカルとそして「愛」をたいせつにしてる理生さんしか。

言い過ぎかな?でもそのくらい惹きこまれたんだ。はーすごい。

 

MCで、若い方とか知らないかも、今日はじめて聞いた人もいたかも、それでもいい歌を歌い継いでいきたい、

自分は歌い手で作り手ではない。いい歌を歌い継いでいくのが自分の役割と。

 

ああ、そうだ、そうなんだ。

わたし今日はじめてヨイトマケの唄を聴いた。

それまで映像でも音楽でも聞いたことがなかって、今日が本当の初。

それが理生さんで、本当に良かった。

理生さんを通じて情景を見させて貰えて、私がはじめて聞く歌の世界観を魅せてくれるのが理生さんで、本当に良かった。

うまく言えない。

けど、歌い手によってフィルターってあって、歌そのものが持つ歌詞の意味やメロディの力だけでなく

どの歌い手がどう歌うかで歌の意味って変わって来ると思ってて、そのわたしの「はじめて」が理生さんで良かったなぁって。

理生さんのフィルターを通してこの歌を知れて良かったなぁって。

 

MCつづき。歌ってて泣きそうになった。観客席からもすすり泣き聞こえる。

泣いてデトックスして。寒いし雪も降りそうだし、泣いてデトックスして帰ってほしいと。

次が第一部最後の曲、これでお別れ、みたいに言いかけて、いやまだおわりじゃないけど!第一部が!みたいになってた。

 

そして星から降る金。あの、ここで言わせて頂いていいでしょうか。

となりのおねーさん、なかなかうざい。

いやそれまでもリアクションおっきいしガサゴソうるさいし時々感想が口に出るし拍手が2~3拍長めだし

笑い方も「きゃはーウケる☆」みたいなノリでちゃらちゃらしてるし鬱陶しいなぁと思ったけど、星金がもうとにかく最悪だった。

 

口パクで熱唱。

 

いややめてくれ。

音出てないからいいってもんじゃないでしょ。

よっぽど好きな歌なのね。歌詞も完璧ね。

けどね、あなたがぱかぱか口開けてノリノリで浸ってるの、わりとうざいの。きになるの。

ああああこの席ハズレ。ほんとハズレ。いや、席がじゃなく隣がハズレ。

このホール、音響よすぎて飴ちゃんの袋の開封音も響くレベルなのわかんないのかな?ん?

(このおねーさん、なんだか業界人っぽかった。合間でゲネの話とか練習の話とかしてて。でも信じ難い。)

 

スケートでもハズレっているよね。

11月の福岡でも西日本選手権もハズレだったなぁ。拍手のタイミングがワンテンポ早い(しかも大きい)人が近くで。

だってジャンプの跳び上がりで拍手するんだよ!?いやまだそのタイミングじゃ成否わからんやん!

 

フィギュアもミュージカルも芸術鑑賞なわけで、世界観に浸るためにも観客はある程度自制心が必要だと思うのよね。

それこそ、「世界の一部になる覚悟」というか。そういうのがない人が隣にくると、イラッとする。

人の鑑賞の邪魔はいくない。となりのおねーさんはそこんとこ最悪な部類でハズレ。

 

…歌の感想に戻ろう。そう言いたいけど、隣の口パク熱唱しか出てこない。泣きそう。ちくしょう。

 

ここで第一部終了で休憩へ。

感想もちょっと休憩。書き出したら止まらなくなるな。

 

(箸休め)

 

グッズなんですが、ワッペン買いました。

開場すぐで白い方買って、その後休憩中に見たら黒がラス2になってて、黒も気になるなぁと思いつつ

その時は去ったんだけど、終演後また見たら黒がラス1になってたから思わず購入。

実物は白の方が可愛い気がしたんだけど、理生さんと言えば赤と黒のイメージだよなぁと思ったので。

これ使ってチケットホルダー作るんだい。いま革のはぎれとがま口注文中。届いて制作するのがたのしみだ。

 

あとついでにCD買った。いやようやくかい!って感じなんだけど、これには色々ありまして。

某ネットショップで11月頭くらいに購入して、入荷まてひと月かかるって言われて待ってて、アダムスコンでもCD買うの

我慢したのに12月末になって「入荷出来ませんでした注文はキャンセルになりました」って一方的なメールが来てですね。

じゃあソロコンで直に買った方が効率いいなとずっと我慢してたんすよ。

あーこれでようやく理生さんの歌をがっつり聴きまくれる。うれしい。

 

うわ!日付が変わって30分くらいたつ。はやく寝なきゃ。

けど感想が褪せるまえに文字に起こしたい。むーがんばるぞ!

 

[第二部の流れと感想]

 

オケの方々が出てきた。

チューニングの音めちゃくちゃ好き。

これから新たな別世界がはじまるのだと思うとわくわくが抑えきれなくなる。

風船が空気で満たされてく感じ。

 

そしてヴァイオリンの音色でMy Heart Will Go Onの前奏はじまる。

理生さんはー?と思ったら歌いながら袖から出てきた。うわぁお衣装かわってる!かっこいい!

けど隣のクソ女おねーさんそれみて笑うんじゃないよ。いや笑うとこじゃないでしょ。甲高い声なのでイラッとする。

 

茶色のベストに白シャツで腰から赤いスカーフみたいなのつけてる。シャツの裾、私ならしまいこみたいけど出したまま。

髪形はハーフアップ。

わたし理生さんのハーフアップすき。

上はすっきり下はくるふわボリューミーな髪型大好物。

 

My Heart Will Go On、ゆあーーーひあーーーのとこの圧がすごい(つたわれ)。いやぁ最高!

MCでの模様替えしてきました!の一言に浮かぶ観客のはてな

すかさず、あ、衣装替えか、と。いや笑ったぞ。模様替えて。インテリアか。

 

その後映画音楽メドレーの説明してくれてて思った。

自分の無知さが情けない。

姉や父(映画マニア)なら全部分かるんだろうなぁ。

私が見たことあるのはシェルブールだけでした。

 

こうね、好きな人や推しが好きな世界って、どんどん自分も知りたくなるし映画も見たくなってくる。

だって、好きな人が楽しそうに語ってるその世界が分からないってもどかしいじゃん?

スケートでも映画音楽よく使われるわけで耳馴染みのある曲はやたら増えてくけど、ちゃんと見たことないのばっかで。

やっぱりちゃんと見てみたいな。

まぁミュージカルも同じことが言えるんだけど、映画の方がより敷居が低くて手軽だしね。

使われてたやつ、ちゃんとおさらいしてみたいと思いました。

 

しかしメドレーのアレンジ超絶かっこよかったなぁ。

音楽のつなぎ方のバランスが絶妙。北方さんありがとうございます!

このバージョンで何度も聞きたい。今回だけなのもったいない。

 

MC。

まずはラ・マンチャの男について。吉原光夫さんに似合うと言われたと。

ちなみに光夫さんにコンサートでは「ラストサムライ」と紹介された。なんじゃそりゃ(笑)

そして待ってましたパレ・ロワイヤルのおはなし!

まずは1789とパレ・ロワイヤルについて。

ベルばらの時代、パレ・ロワイヤルは国王になる前のルイ・フィリップが作った家を市民(第三身分)に解放したもの。

カフェがあっていろんな人がいて政治談義の場に。

また革命やるんですよね~の決めゼリフを生で聴けてうれしい(こら)

わたくし通いますよ1789!

 

そして歌い始めるラ・マンチャの男とパレ・ロワイヤル。

ラ・マンチャの男、ノリノリだし手拍子がフラメンコ風でかっこいい。

いやぁ素晴らしいな。濃いからなおさらよく似合う(こら)。

音量の上げ下げで観客がよく調教された手拍子隊になってた。

 

パレ・ロワイヤル、理生さん楽しそう!

前奏からうおーって思った。

というのも、最近ずっと気が狂ったようにパレ・ロワイヤル(仏語版)聴いてるので。

いやーフランス語で歌えるようになりたくてね。

歌詞付きの動画で見てだいぶ歌えるようになったんだけど、意味が(当然)よく分からなくて。

学生時代の気持ちに戻って歌詞書き出して自分で訳そうかと思ってたとこ。

だから理生さんの日本語のパレ・ロワイヤル、へぇこんなこと言ってたんだってなった。

特に間奏後の歌詞、そうか仲間についてとかも歌ってたのかとちょっとぐっときた。

 

しかし本当に役に入り込んでて楽しそう。

間奏でまさかの客席降りだったわけだけど、きらきら幸せそうなのが伝わってきましたよ。

やー盛り上がりますねぇ。

しかもダンスまで披露してくれるとは。私もみていてとっても楽しかった!

1789への期待値が俄然急上昇。

なんなら今も眠気覚ましにパレ・ロワイヤル延々とリピートしてるし。

 

で最高に盛り上がってるのに間髪入れずにすっっと空気が変わって。

そのままミュージックオブザナイトが始まる。

え、MCでは言ってなかったのに!?ここでもっかいMC入ると思ってたよ!?

 

重厚なファントム。ぞくぞくする。

歌うまが過ぎるし不気味でちょっと妖艶で、これはファントムやれるで。

怪人な理生さんぜひみてみたい。おねがいしますえらい人。

 

ロングトーン、音の波動が会場にぶわっと球形に広がって拡散していくその余韻まで目に見えた素晴らしかった鳥肌たった。

なんという声量なんという圧力。

マイクいらないんじゃ。

人外ぜひやろうほんとお願いしますえらい人。

 

MCで、さっきオペラ座言い忘れちゃってたね、みたいに言ってた。ゆるい。可愛い。

歌を歌える幸せについてここでも語る。そして次が最後の曲だと。

ブイドイについて、どんな存在でどういう場面で歌う歌なのかを説明。

 

そして最後、ブイドイ。

動画でしか見ただけでもうわぁってなってて、生で聴いちゃったらどうなっちゃうんだと思ったけど、本当に素晴らしかった。

語りかけるような前半、徐々に気持ちが高ぶって、本当に説得力がすごい。

重い歌で、その重さを真っ向から引き受けて歌ってて、本当にずっしり重い。

サイゴン観たい。理生さんのジョンで観たい。再演お願いしますえらい人。

 

そして鳴り止まない拍手。というか「当然アンコールあるでしょ」みたいな空気。

出てきた理生さん、すぐ1曲。コーラスラインのWhat I did for Love。

MC。愛について語る。今日のプログラム、全体を通して気づいたら愛がテーマになってると。

そして「愛に飢えてるんですかね?」と。

いやいやあなたはいろんな人からそして音楽の神から愛されてるよ。おそらく観客は心の中で総ツッコミだったはず。

もっといろいろ語ってたんだけどちょっとすでにうろ覚えだ。

 

そして2曲目はRENTのI'll cover you。

歌い終えた後、自然と沸き起こるスタオベ。

わたしは何故か放心状態で腰が抜けたみたいになって立てなかった。

心では立ってましたごめんなさい。

客席を見渡して、手を振りながら去ってく理生さんの表情が印象的だった。

 

正直空席いっぱいだったらどうしようと思ってたけどめっちゃ埋まってたし(何様)、本当に大満足でした。

いつもは終演後ふわふわしててわりと浮足立ったそのまんま帰っちゃうけど、今日はアンケートちゃんと書いてきた!

虚脱状態で字がミミズがのたくったみたいになっちゃったけど、思いの丈を綴りつつまたCD出して欲しいなぁとも書いてみた。

 

出たら雪だった。綺麗な景色。雪国出身じゃないからこそのテンションの上がり方(わたしが)。

そういや雪と思ってお洒落を若干諦めたのでした。

さすがにホールじゃロングダウンは邪魔だからやめたけど、全体的に防寒>お洒落。

靴も以前札幌観戦用に買ったシンプルなスノーブーツ。

装備のおかげもあるかもだけど、心が満たされてて身体もほこほこしてて、手袋しなくても寒くなかった。

恐るべき理生パワー。

 

とりあえずこんなところか。流れで振り返るとこんなに長くなるのか。

けど聴いて思った感想は3割くらいしかかけてない。

もっと色々思ったのに…!

 

「忘れる」って時に必要なことだと思うけど、それでもするする忘れてしまう自分が情けない。

素敵な思い出をその時の音や自分の観たもの感じた想いそのまんまに仕舞っておける引き出しがあればいいのに。

そうしたら時々その引き出しを開けて、その時の想いをぎゅっと抱きしめて、また現実世界を頑張れるのに。

それが無理ならせめて、耳に録音機能がつけられたらいいなぁ。無理だよなぁ。

 

雪みて、あー綺麗だなぁ理生さんのコンサートの成功を祝福してる神様からの紙吹雪かなぁと真剣に思った。

振りかえってみるとただのポエム。しかもこっぱずかしくなるタイプ。

冷静に考えて、明日積もるかもなぁこれ。そして凍るかもなぁこれ。転ばないようにしないと。

 

現在時刻は1:09!ねる!!

 

[翌日、品川駅から新幹線にて]

 

あれは本当に現実だったのかな。

既にほろほろと現実味が崩れていってる。

けどあの空間、あの幸せに満たされた空間はたしかに存在したんだ。

 

第二部の出で立ち本当にかっこよかったな。

めちゃくちゃ好み。よい。ハーフアップは最高だなぁ。

シャツの裾出してるのにタイトなラインのベストだったから余計にそう感じたのかもだけど、理生さん細くなった?

 

ほんといろいろがっつり堪能できて最高でした。

終わったばっかだけどソロコンまたやろう!(こら)

 

改めて、「歌う」ってどういうことなんだろうって考えてる。

ただ歌うだけなら誰でもできるわけで、そういう意味ではとっても身近なものだよね。

文字を持たない文化にも歌はある。

けどそれを芸術の域にまで高めるのはまた別の話。

 

身体を楽器にして鳴らす、そう合唱団では教わった。

先生呼んでボイストレーニングもしたし腹筋をはじめとした筋トレもした。

けどそれだけじゃ身体はうまく鳴らせなくて。

 

理生さんの第一部の生歌、身体の鳴らす位置がミュージカルとはまったく違って、ぞわぞわっと鳥肌がたった。

あーそうか、私は結局できなかったけど、「身体を楽器にして鳴らす」ってこういうことなんだ。

 

そしてもちろんイタリア歌曲は何言ってるかまったくもってさっっっぱりわからんのだが、それでも

きっと理生さんは歌詞の内容を深いとこで理解して咀嚼してそれを表現してるんだろうなというのは伝わった。

そういうとこはミュージカル俳優ならではな気がする。

声楽もそうなんだろうけど、アプローチの仕方がミュージカル寄りな気が(何が言いたいかわからなくなってきた)。

日本語ですら「伝える」って本当に難しいのに。はープロってすごいな。

 

また合唱団やりたいとかそこまで思わないしボイトレとか練習とか遠慮したいけど、それでも本当に歌いたくなる。

小手先口先のカラオケみたいなのじゃなくて、きっちり基礎を押さえた上でミュージカルみたいに「伝える」歌い方がしたい。

 

余談。新富士なんだけど富士山まったく見えない。行きもそうだった。そういう時もあるな。

 

話を戻そう。

まぁなんだかんだ今の家マンションだけどわりと独立してて隣室が無いに等しいのでよく部屋で歌ってるわけだけど、

ミュージカル見に行って理生さんにハマるようになってから自分の歌い方が変わった気がする。

 

私も歌うことが大好きで、わりといつも歌ってる。リアル知人には内緒ですが。カラオケとかは好きじゃないし。

ま、そんで帰省してもよく歌ってるわけですが、父や母から「最近歌がうまくなったね」と言われるようになった。

声が大きくなったし、何より言葉や感情が伝わるようになったと。

 

私もともと滑舌が悪い。姉いわく「舌っ足らず」らしい。自覚はない。

合唱団時代から、どうやったらはっきり言葉を歌にのせられるのか苦戦してきた。

それこそ、ソプラノ全員の前でひとりだけで歌って、録音されてかつみんなから感想書いてもらう苦行があったんだけど、

その時も「子音をはっきり」「低音をしっかり支えて」ばかり言われた。そうです低い音も苦手。

高音はお手の物だけど低音はほんとにふわふわ浮いてきてしまう。

 

でもミュージカル見て、ちょっとわかった気がする。

ミュージカルでは大抵ひとりで歌ってしかも歌詞が客席に伝わらなきゃいけない。合唱より高度。

で、皆さん口の形と表情がすごいんだよね。

音無しでも何言ってるか分かるくらいの口の動き。

そして、表情つけると音自体に喜怒哀楽が乗るのもわかって、すごい目からウロコだった。

思わず鏡の前で自分の口元と表情見ながら歌の練習したよね。そんなこと合唱団時代でもしたことなかったのに。

しかもそれはあくまでも技巧の部分で、それだけじゃなくて。

 

それこそ夢やぶれてとかOn My Ownとか、ああいう歌ってサラッとも歌えるわけだけど、表現しようと思うとめちゃくちゃ難しい。

繊細さと強さと怒りと絶望と悲しみと、いろいろなものを伝える必要がある。

ミュージカルはお芝居なわけだから、その表現が本当に大事で、それには技術も必要で。

何を伝えたいのか(意図)があって、それをどうやって伝えるのか(技術)があって、その融合なんだ。

 

歌に説得力を持たせる。本当に難しい。

けど例えば理生さんの「新たな時代は今」とかものすごい説得力なわけで。

恐怖政治をする側のいわば「悪役」なのに、共感・同情をしてしまう。

これが音楽の力で、歌い手の表現力なんだなぁと。

 

…だんだんソロコンの感想からかけ離れてきたな。

けど、ソロコンで極上の歌声に浸りながらどこかで「歌うこと」について真剣に考えてる自分がいたんだ。

 

歌で感動を伝えるってどういうことなんだろう。

 

私卒論で、「フィギュアスケートにおける感動とは」を書いたんですね。

美学芸術学的に見て、なぜ人はフィギュアスケートに感動するのかを考察した。

スポーツ観戦的な要素と衣装音楽振付の審美的要素の両方をを考察しつつ、バレエや舞台芸術との比較もしつつ、

感動が生じるメカニズムについて掘り下げていく内容で。

自分が好きな世界、のめり込んでしまう世界について、きちんと文献を読みこんで考えていくのが本当に楽しかった。

なんだか無性にあの時のことを思い出す。

理生さんの歌聞いてると、「上原理生の歌声における感動とは」っていうかたい論文ちっくな文章を2万字くらい書きたくなる。

 

上演芸術における感動って根っこの部分では共通してると思うけど、細部はやっぱりちがう。

それこそミュージカルとソロコンではまた違う。

けど私は理生さんの歌声が本当に好きで、聴くたびに新たな自分に生まれ変われる気がして、

いまやもうその歌声を聴くことが生きがいみたいになっちゃってるんだ。

いつの間にこんなに好きになっちゃったんだ。

アンジョルラスのあの1回が引き金なわけだけど。

1回聴くだけでここまで恋焦がれるほど引き寄せられるその歌の力、なんなんだこれ。は~。

 

くそ長いな。けど溢れ出す思いが止まらない。

 

理生さんが歌うことをやめることはないだろう。

あの人はきっとそういう人種だ。おじいちゃんになっても歌ってる。

それでも、できるだけ長く人前で歌う人であってほしい。

そして、私みたいに理生さんお目当てじゃなくて観に行ってて、というかむしろまったく知らなくて観にいってる人の

横っ面をその歌声でガツンと殴って沼にずぶずぶ引きずりこみ続けてほしい。

あの人の歌をこれからも支えたい。

これは真剣にファンクラブ入るべき?教えてカミサマ私はファンクラブの会員になるべきなの?

お誕生日月の前月なわけで、ちょうどいいタイミングなのかもしれないな。むーん。

 

終わりかと思ったけどまだ終わらない。

理生さん、自分で作った歌がある訳じゃないですか。

「美しく生きたい」。それをソロコンなのに歌わないとこがまた、理生さんらしいのかもしれない。

作る方ではなく歌い手としていい歌を歌い継いでいきたい。そう言ってたその言葉のままだなぁと。

 

この前梅田でマタハリ(また感想書きます)を観た帰りにジュンク堂でActor's Mind買ったわけだけど、

そこにも「歌の依代として歌いたい」と言ってて、はーすごいなと。

私、俳優っていい意味で自己顕示欲の塊だと思ってて、というか上演芸術側の人って誰しもそうだと思うんだけど、

それでも理生さんはまたちょっと違うのかなぁと。

「俺を見て」よりも前に「この歌を聴いて」があるというか。

だからこそ、歌によってガラッと人が変わる。

役のない歌でも、役として演じてるように感じるくらい、歌の感情を伝える役者になってるというか。

喋り始めるとわりとほわほわした「上原理生」が出てくるわけだけど、歌ってる時は「上原理生」以上に「その役の人」感が出てる。

 

本当に声楽でもロックでもなくミュージカルの道に進んでくれて良かった。

じゃないと出会えなかった。

そのうえで、ロック好きだった面や声楽をきっちり最高峰の場で学んだ面や、そういう面も全て活かされているのが嬉しい。

これからも、クラシックもミュージカルもどちらの世界もみせてほしい。

 

ふと思い立って文字数カウントしてみたら、メモ書きなのに既に11000字以上いってる。いちまんて(笑)

 


 

いかがです?長いでしょ(笑)

まさかこんなに長くなるとは自分でも思わなかった。

しかも思考があっちに飛んだりこっちに飛んだりで、脈絡のない話がぽっと出て来たりしてるし。

これだけ長いと推敲するのも一苦労ですよ。だからほぼそのまま載せますよ。

ぺらっぺらに薄い感想と回りくどい感想が入り混じってるけど。

読み返してて思ったけど、「すごい」ってワードを使うなって言われたら感想書けなくなるな。

 

確実に言えることは、理生さんは私の中で「語りたい」人なんだということ。

いや、実際に人に語るという意味ではなく、自分の想いを整理して書き留めておく場所がほしいというか。

歌声を聴いてると、自分の中の熱いものがマグマみたいにどくどく膨れ上がってきて流れ出すのを止められなくなる。

 

でもこんなことリアルでは語れないぞ?

というか本当の「推し」について語るのがどうも苦手でね。萌えは文章にするに限る。

だって、結弦くんが好きだって友達にも言ったことないレベルだよ!ついつい「スケート全般が好き」的な態度を装っちゃうよ!

言ったつもりはないのになぜだか家族にはバレバレだけどね!←行動を見てたらすぐわかる(笑)

 

あ、でも夏にばったり再開した昔の英会話教室時代の仲間(おじさん)に早口で言われた。

「前から思ってたけど○○(私)は隠そうとしても隠しきれないオタクオーラが出てるよね!

他の人にはわからんだろうけど俺にはわかるよ!あ、気にしないで大丈夫!俺もオタクだから!!」

あ、わかっちゃいましたか…ひぇえええワロタわろえない…。

 

「好き」をどのくらい出すかって難しいと思います。

本当の恋愛もそうかもだけど、趣味的な「好き」や「推し」への「好き」はまた違った難しさがあるというか。

だって興味ない人はまっっったく興味ないわけじゃん?

語って仲間に引きずり込むっていう手もあるのかもしれないけど、まだまだ恥ずかしくてできないや。

だからこうしてひっそり書くんです。私は。で、長くなるんです。こことTwitter以外出す場がないから。

 

上でも書いてるけど、理生さんが小さいころからずっと歌ってて今も歌うのが好きで歌えることが幸せだと言うのを聞いて、

そして何よりその歌う姿を見るたびに、この人はこれからも場所や形が変わってもずっと歌い続ける人なんだなぁと思います。

じゃあ私が年を取ってもずっと続けることって何かな。

いろいろ思い浮かぶけど、いちばんは「つくること」だろうな。

仕事という形じゃなくなっても、私はきっとつくることはやめないし、これからもなにかしらずっとつくり続けていくんだろうなぁ。

そうやっていつも理生さんの歌から勝手に自分へのフィードバックを貰って、またこれからも頑張ろうと思えているのです。