ゆめにいきる
ここ最近狂ったようにレミゼを聴いてる。
そして歌ってる。
上原さんの出るチケットをどんどん押さえてる。
わたしだいじょうぶなのか。
整理しよう。なんでこんなことになっちゃったのか。
もともと外国の歌を原語で歌うのが好きで、民衆の歌も歌いたくて練習してて、5月頃ひたすら歌ってた記憶。
で、調べたら9月に大阪でレミゼあるじゃーんって知り、6月に姉夫婦の分と合わせて3枚購入。
…ここらへんから狂い始めたんだよな。
調べたらキャストの組み合わせが色々あって、でも誰がどんなかほとんど知らなくて、
とりあえず昆夏美ちゃんと森公美子さんは観てみたいし、しかも日曜がいいよねということで、9/10マチネを選択。
でもそれで大丈夫か色々気になって、Twitter検索しまくって、ジャベールは岸さんって人が気になるなぁとか
マリウスだと海宝さん、アンジョルラスだと上原さんについてアツく語ってる方が多いなぁとか、
とりあえず自分が見れないキャストの方々についてもある程度感想だけは仕入れて気持ちを高めてて。
で、いよいよ9/10マチネをみたら相葉アンジョのすらっとしたかっこよさとアンジョルラスの生き方そのものに惚れ、
もう一度レミゼをみたくなり急遽9/13ソワレを追加購入。母と観劇。
その際知ってしまったんだ。キャストによってこんなに違うかって。
皆さん当たり前のようにめちゃくちゃ上手いのだけど、それでもそれぞれ個性もあって、
この役なら私の好みとしてはこちらかな~とか生意気にも思っちゃって。
そしてちらっとよぎっちゃったんだ。
かの名高き海宝マリウスと上原アンジョルラスも見てみたいって。
ちょうどはじめての場所でイベント出展して売上もいい感じで、自分へのご褒美が欲しいなって思ったんだよね。
あ~いま思えばここが転換点だ!こっからがやばいぞ~。
そして10/3名古屋公演マチネのお譲りを探す旅に。
ありがたく定価で譲ってくださる方を見つけていそいそと中日劇場に向かい、
そこで雷にうたれたみたいな衝撃を受けることになったのです。
詳しくは前々回記事(「なぜ人は同じ舞台を何度も観るのだろう」)をば。
で、めでたく上原理生に堕ちたと。
ほんとにほんとに衝撃的だったんだもの。
わたし、熱しやすくて今まで野鳥観察とか日本史とか世界遺産とか高校野球とかフランス革命とか
指揮者広上淳一とかフィギュアスケートとか色々深くハマってきたけど、今度のは(今度のも?)ほんと危険だ。
それこそスケートみたいに、
この人の演技を見たい、生の歌声を聴きたい、会場に行きたいって欲がものすごく溢れてて、自分でも抑えきれない。
で、いま次々と予定を埋めてる。
ここで上原さん関連がどんなことになってるかざっくり振り返りつつ、今後の予定と共に整理しよう。
【2017/10/3 レミゼ@フェスティバルホール(開眼)】
レミゼ沼に完璧にハマる。英語版CD購入。iPhoneでも聴けるようにして移動中ひたすら聴きまくる。
上原さんが出るのでミュージカル「スカーレット・ピンパーネル」を軽率に購入。U25席で値段を抑える理性は見せる。
【2017/11/14 スカピン@梅田芸術劇場】
観た感想はまた別に。迷いつつもアフタートークの魅力に負け11/27スカピン日帰り東京観劇を決意。
数日後、やっぱり我慢したくないと思いAdam's(上原さん率いるミュージカル俳優ユニット)のライブチケットを押さえる。
先日ついに、フランス革命オタクとしてはやっぱり1789観ないわけにはいかないよね~と言い訳しながら、
深夜の勢いで1789のe+貸切公演チケットを購入。(←今ココ!)
【2017/11/27 スカピン@赤坂ACTシアター】
【2017/12/14 Adam'sライブ@渋谷】
【2018/2/1 上原理生ソロコンサート@練馬(未入手)(行く気満々)】
【2018/4/23 1789@帝国劇場】
ミュージカルって来年の予定が埋まってくんだね!わ~すごい!こわい!!
ついでに上原さんは関係ないんだけど、現場熱が高まり広上さん指揮の京響の演奏会を2つ行くことにしました。
3/25のオーケストラ・ディスカバリーと3/27のあっこさんがゲストででるフィギュアのやつ。
ともに京都にて、どっちも2000円くらい。わ~お財布に優しい!!
自分でもヤバいんじゃないかという自覚はある。
さて、なぜここまでヤバい感じになっちゃったんでしょう。ぜんぶ上原理生のせいだ(こら)。
この感じ、あれだ。
浪人が決まって絶望感に満ちた日々の中で羽生くんのニースロミオをテレビで見てこの人を生で見てみたいって思って
THE ICE行って、あまりの薄さ(物理)と煌めくばかりのパッションに目を奪われ、ずぶずぶとアイスショーを追加していき、
仙台のN杯も見に行ってスケオタ街道まっしぐらになった、2012年のあの時の感覚と似てる。
そしてあの時よりぶっとんでる自覚がある。
当時はそこそこ禁欲的な浪人生だったけど、今は時間にそれなりにゆとりがあるってとこも大きいなぁ。
正直お金のゆとりは無いんだけど、ナマモノを逃しちゃならぬとの思いからこつこつ貯めてた貯金に手を出しつつある。
いや、これはヤバい。このままいくと廃人になるぞ。
なんでここまでになっちゃったのか。
上原さんが凄すぎるからだ。
上原さんの歌声が、とにかく衝撃的だったからだ。
はじめて広上さんが指揮する京都市交響楽団を見た時も衝撃的だった。
なんだこれは…!クラシックってこんなにこんななのか…!!うおおすごい!すごすぎる…!!!
そんな感じ。
全く中身の良さを伝えられてないけど、語彙が吹っ飛び天地がひっくり返り目からウロコが落ちまくる、それほどの衝撃。
とにかく上原さんの歌声は中毒性がある。
正直見た目はまっっったくタイプじゃないけど(すみません…)、その歌声を聴くと鳥肌が立ち全身が喜びに満たされる。
一度味わってしまうとその味が忘れられなくて夢にも出てくるご馳走みたいな、
定期的に投与しないと根こそぎ枯れてしまう植物用の緑の栄養剤みたいな、
効果が切れると蕁麻疹が出て気が狂っちゃう麻薬みたいな、そんな感じの歌声。
あ、自分で書いたの読んでて引くくらい気持ち悪い。やばいきもいどうしよう。
でもほんとに、生で聴くとすごいんだもの。
人を狂わせる劇薬みたいな、気持ちいいんだけどその先に何が待ってるか分からない怖さがあるみたいな、
そんな感じの歌声なんだ。少なくともポエムを大量生産させるような魅力がある。
私生活を知りたいとかお話ししたいとか全く思わないけど、あの歌声をまた聞きたいし舞台上で輝く姿をもっと見たい。
残念ながらもう出会ってしまったのだから(?)、これから自分の熱が落ち着くまで行ける範囲で色々観に行くことにした。
熱が落ち着かないかもと思うと怖いけど、その時はその時だ。
こうやって好きを我慢せず楽しく生きようと思ったのには理由がある。
先日、とある合宿に参加してグループでワークをした際、グループごとの特性を見てくれる方に言われたんだ。
「ここのグループは芸術家肌だね。現実離れしてふわふわしてる。そのぶん身近に重しになる存在の人がちゃんといて、
彼らが現実との距離感を保ってくれるから、安心してふわふわしてそれをアーティスティックな表現に生かしてほしい」
たぶんだいたいこんな感じ。
で、これを聞いて、好きなことを我慢せずとことん楽しもうって決めたんだ。
それまでも好き勝手に生きてきたけど少し後ろめたさもあって、でも、あっ今のままでいいんだって思わせてもらった感じ。
だから私の重しでもある父や姉に感謝もしつつ、その人たちの顔色を伺うんじゃなくて、私は私らしく好きなことを楽しむ。
彼らは私を羨ましがるだろうけど、でも私みたいに趣味に生きるタイプでも無いのだし、気にしすぎなくてもいいかなぁと。
もちろんこんなに色々見に行くのは今はまだ内緒だけど。いつか話せる日が来るといいなとも思ってる。
ついでに、新卒で社会の荒波に揉まれて苦しむ友達に対して感じてしまう拭い去れない罪悪感や、
昼間家にいる事で感じるそこはかとない後ろめたさは、もう手放すことにした。
私は自分でこの道を、アーティスティックでクリエイティブな生き方を選択したんだ。
制作撮影広報営業会計経営WEB等々、一人で全部を回していくのは本当に苦しいし回ってない部分だらけだけど、
それでも好きなことを仕事に出来ている自分を誇りに思いたい。
そのおかけで、自分がいいと決めさえすれば、平日昼間でも自由にどこへでも行けるのだから。
(ツケがまわって締切間近深夜というか早朝まで作業する羽目になるのも自分だけど。)
というわけで、これからも私は好きなことをとことん楽しみながら生きていく。
たぶん私、趣味がないと死ぬ。
観戦観劇鑑賞ばんざい!
心の豊かさがないといいものは生み出せないよね。
いま、改めて宣言をする。
私はこれからも観戦観劇鑑賞の現場で得た感動やインスピレーションを心の糧にして、
素敵な作品を創り出しみなさまに笑顔を届けて、自分へのご褒美としてまた現場に通う。
ゆめのせかいにいきていくのだ。